Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

響きの良さには嘘がある

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 心地好さ。寝心地、座り心地、触り心地や住み心地など、快適であって、ゆったりと開放感を味わえたり便利さや使い勝手の良さを表す言葉に「心地よい」がある。言葉の裏側には妨げにならいこと、障らないことから、ご本人も満足して酔ったような雰囲気に陥る状態をさす。

 

 そうさせるのが脳内物質のドーパミンのせいなのかは良く解らいが、確かにこうした言葉は、現実から一定の距離がおけるとか、自己陶酔の世界に身がおけるから、まさに心地よさとはそういうことらしい。

 

 言葉の遣い方も同じで、あたり障りなく、人を傷つけず穏やかに心を和ませる。こうした言葉には妙な魔力があって、道徳心、モラル、人としての在り方や理にかなったような所を刺激する。これを聞いている方は、何となく現実はそうでないにしても「御尤も!なるほどそうだ、そうあるべきだ」と納得してしまう。

 

 これを連呼するのが上手な人が周囲にも多い。それは「言葉の意味」より「言葉の響き」の方が相手に良く伝わるからだ。そうした人の話を聴き耳を立ててよく聞いてみると、話の内容に全く具体性がなく、何をいつまでにどうして、どうこうこうするといった肝要な部分が欠落している。

 

 例えば「寄り添う」、「心を一つにして」、「努力(流した汗)は報われる」、「優しと温もりで支える」、「安心で安全な・・」などなど、一体何をどうするのか、どうしたいのかが全く見えてこない。こうしたべったりと塗りたくった厚化粧の装飾語を連発する人間ほど信用ならない。また、説得力もない。政治家に限らずタレントや著名人の最近の会見やインタビューやコメントなどを聴いているとそのこと(軽薄さ)が良く解る。

 

 そうこうしているうちに、とうとう八月のオツイタチになってしもうた。正月に初詣に出かけた以来、ここ七ヶ月、病院受診やワクチン接種ぐらいでな~んもしていない。今日あたりせめて「お一日詣り(朔日参り)」にでも出かけて、無事に過ごせた先月に感謝し、今月の無病息災、家内安全、商売繁盛、生業繁盛を祈念でもしてくるかいな?