Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

仁王、西方浄土にて死ス

 タイトルは流行りの「死にゲー(ム)」に真似たものではなく、本日2024年04月09日に掛けた自作のこじつけです。いかがでしょうか。一昨晩、直腸の原発がん(後に肺と肝臓にに遠隔転移)から命を落とした音楽家坂本龍一の犬HKスペシャル「LAST DAYS/坂本龍一の最期の日々」を視聴した。

 

 どうも此のところこの手の番組に惹かれ、ネガテイブな言葉が盛んに頭を過る。いつかその日が来ることは解ってはいるものの・・・

 

 このドキュメンタリー番組、再婚相手の矢野顕子や娘さんの坂本美雨などのご家族や関係者も登場、病床日記やせん妄(当方も実体験)のことなど包み隠さず公開、生前の彼の姿を赤裸々に追っている。それは生々しくもあり、ふと、まだ彼が存命のような錯覚に陥てしまう。

 

 「何もせず半年生きるか、それとも抗がん剤治療に苦しみ数年生き延びるか?」の日記の一行には彼の苦悶に満ちた闘病生活が記されている。こうした死生観、ベッドの上でピアノを弾くようなゼスチュア。

 

 抗がん剤治療に耐えやせ細った体になっても体操をし、懸命に食事を摂ろうとする姿。それを医療・治療面で支える主治医の「笠原群生」。この医師ネットで調べてみたら以下のような記述があった。

 

 1992年群馬大学医学部卒業後、同大学外科入局。 1999年京都大学移植外科助手、英国キングスカレッジホスピタル留学 、京都大学移植外科医長などを経て2005年国立成育医療研究センター病院に移植外科部長として赴任。 臓器移植センター長、特任副院長などを務め2022年4月から現職。2022/05/31

 

 支えられ、自身も各方面で身を尽くす。当方、未だその心境に極めきれず、その未熟さに反省しきり。

 

 あれほど、人は衰弱しないと旅立てない。でも、有名人が故に病院では「特別個室」をあてがわれ、ニューヨークや京都の自宅とは別に病院に近いところに都内に「別宅」を持つことができている。

 

 一般人すべてがこういった手厚いお世話が受けれるとは限らない。自身が「いつ」「どこで」「どのように」最期を迎えるのか、今は遠い未来のようだと思いたい。これ(人の生き死)については、改めて本ブログにおいて現在の心境を吐露したい。