Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

備えあれば憂いなし

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    工具や登山用品も、アイテム、スパナ、ジャッキ、長靴からガスボンベまで、我が家にはほとんどのモノが揃っている。非常事態に備えての日頃からのこのご準備。

    2011年3月11日の東日本大震災を例に採り上げるまでもない。折しもその時には、テント、ストーブ、寝袋、非常食に防寒具などによって、異常事態にも拘わらず日常が維持できたことが思い出される。

 

   ティッシュにトイレットぺーパー、生ゴム手袋に、アルコール消毒液にマスクや雨カッパにフェイスガード、それにヘアキャップまで。ウィンダーゼリーにカップラーメン

   これって、いきなり揃えたモノでもなく、日ごろから集めた装備品。とくに好きだか ら、コメとモチはご一緒にして、この時期でもかなり余裕がある。持久戦、巣ごもりや非常事態に陥った我が家の平素からの備えだ。

 

   当方、リスク、危機管理は臆病な人間ほど徹底できると信じている。ノー天気で事態を甘く見る人間ほど、咄嗟の時にバタバタし動揺する。臆病な方や慎重なお方は、常に最悪事態を想定し怯えているからだ。飲料水がない、薬がない、喰いモノがないことや電気が来ない、トイレが流れないといったあらゆることを考慮しているからこそ、準品は想定以上に多くなる。

 

   山登りには、天気が良くても「雨具」をもち、「非常食」や十分な「飲料水」を持ち歩くのと同じことだ。ゆえに自然とザックは膨れ、重くなる。ナップサック姿の遠足気分で山登りなぞ、危険が危なすぎて、山をやる者としては到底考えられない。

 

  でも、こんなに医学や科学が、秒針分歩・日進月歩で進んでいると云うのに。でも、今回のチャンコロ・ウィルス感染、蔓延に当っても百年前に流行したスペイン風邪と同じように「うがい」、「手洗い」、「マスク」に「消毒」が基本とか。

 

    こうした古典的な手法や技法でしかヤルことはない。今から百年前と現在ではやっていることはなんら変わらない。それに、これだけIT化が進運だというのに、お国や役所のDB(データ・ベース)は、手書き同然でダウンロードはもとよりテキストにも落とせないお粗末な仕掛けしか使われていない。つまり、どの分野も張子の虎、ハリボテの箱モノのみで、有事には全く機能しない。

 

    だから、厚労省ご推奨の「COCOA」の登録率、普及は一向に伸びず、国民全体の3%にも満たない登録者数にとどまり、感染者登録はたったの3名だ。マイナンバー然り、特別定額金の給付然り、お国は、国民、市民に対してはIT、モバイルや電子マネーの利活用を薦める、結局は国や地方自治体とも「備え」はなく「憂い」だけが残るばかりだ。