Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

肩書のヒビキ

 初対面時はおろか、商談の時など、自分の地位、権威、権限や役割を示すのに「名刺」が良く使われる。これほど汎用性があって便利な道具はない。ともかく、名刺一つで相手を騙せる。この名刺本当に大丈夫か?困ったときはその場で名刺に記載されている電話番号に相手の面前で架電してみれば「ウソ」はすぐばれる。

 

 それほど、名刺には相手を信じ込ませる魔力がある。肩書に弁護士、税理士、会計士など「士(サムライ)」がついているほど、紙切れ一枚が音色良く聞こえ相手を信じ込ませる。

 

 最近は、容易に偽の「免許証」、「警察手帳」や「資格証」、「認定証」などを提示して相手の信用を売る場合も多い。

 

 中には「銀行協会」、「NPO」、「守る会」や「支援・協力隊」などの「会員」や「メンバー」を装って悪事を働く者も多い。これが最近の詐偽の手口だ。それに仲間がつるんで次から次へとキャストが代わり言葉巧みに名刺や〇●証を使って相手を騙す。

 

 本人が自身であることは、運転免許証や健康保険証、印鑑証明書、住民票、戸籍謄本を使っても、偽造、変造がまかり通る折、それが自分自身(本人)であることは誰にも証明できないのだ。

 

 そのうち、マイナンバーカードも偽造、変造が横行するするだろう。こうなると名前の響や肩書はどれも信じられなくなる。これが詐欺の格好の道具だ。「私、実はこういう者ですが・・」」ときたら、まず、疑った方がいい。「それは、ウソです、詐欺です」と。

 

 では、ICチップを体内に埋め込んで本人を特定しようとしてもそのチップが、すり替えられてしまう危険性もある。かくもこの世にご本人を本人として特定できるものは何一つない。

 

 その昔、当方、若いい頃歩合給のバイトで「表札」を売りあいた経験がある。「こんにちわ・・恐れ入りますが・・お忙しいところ・・」のインターホン越しに常套句から入る。でも、庭先に飼い犬を買っている家は犬が吠えて諦めたほうがいい。

 

 犬なく、静寂な家の佇まいで「こちら、郵便配達促進協会の●●(偽名)と申します。実はお宅の表札、同居人表示がなく郵便物の配達に難儀してます・・・」とかいうと簡単に玄関ドアを開けてお買い求めいただける。

 

 くれぐれも、肩書、名称、証明書の類に誤魔化させらいように。老婆心ながら・・。