別名、「燃え尽き症候群」。堪えても、努力しても、改善しても一向に結果や実績が上がってこない。むしろ懸命に対処すればするほど、事態が悪化してしまう。終わりなき、出口なきトンネルから一向に抜け出せない。
こうした時には、流石に心は折れるだろう。光明や希望が見えない時精神はボロボロになる。懸命に練習や稽古を積んでも結果ついてこない。これこそが「燃え尽き症候群」なのだ。
今の仕事を愛している人でも、「燃え尽き症候群」に陥ることは時折ある。とりわけこのコロナ禍、膨大な医療や、気難しい患者に日々重症化していく感染者に快方が観られないとなると、医療関係者は「相当に参る」そうだ。
こうした精神負担やストレスに圧倒的にシワが寄るのが看護師だ。意外と技師はそれほどでもなく、とりわけドクターは殆ど「燃え尽き症候群」には陥らないという。それが仕事に対する負担感なのか、激しい長時間勤務が原因なのかは定かではない。
燃え尽き症候群に発症は、休憩と心身ともに再充電が必要であることを示唆している。一般論として、以下に、燃え尽き症候群への対処法を御紹介する。
ひとつには、日々のルーチンを断ち切るために、頭を真っ白にして、未知の経験や現場から離れてやりたいこと、してみたいことに果敢に挑戦してみる。その際に現場や現役時代の現実や過去を引きずっていては全く対処とはならない。
次に必要なのは計画性や予定を立てるということだ。でも、これに束縛されるようになるとこれが却って症状を悪化させてしまう。
つまり、どこかで今を終わらせ、リスタートに向かってのプランを立てるということだ。でも、これってそんなに簡単には行かない。
当方の経験上、人に構わず相談してみるか「あたり散らす」のがいい。その昔、自前の不動産を手に入れようと相当思案した時があった。子供も小さく教育や家庭の将来に不安を覚え手が出せないで思い悩んでいた時に、愚妻が一言「おカネに困ったら、家屋敷を売って、皆でまた借家住まいえおすればいいいだよ!」と。
そんなの処に思わぬヒントが隠されている。バーニング・アウトを解消するためにはこんなことで事態が改善するのかもしれない。