今年の流行語大賞候補か「自粛警察」。「太陽にほえろ！」や「西部警察」も石原軍団総出演で随分と楽しませてもらった。だが、今日では「自粛警察」なる自警団が出没、跋扈している。休業していない店舗やシャッターを閉めていない店に、ご近所か同業者が貼り紙や誹謗中傷を繰り返している。似たような話で県外ナンバーの自動車は車体やタイヤをパンクさせられる「他県ナンバー狩り」にも遭うという。
こうなると、社会全体が正義暴走の名の下に跋扈。（友）食い状態の様を呈してきた。どうやらこれを「正義感症候群」とか「ダーテイハリー症候群」というらしい。つまり、微罪に対して、マジョリテイが社会的弱者や微罪に強烈な牙をむき始めた。人が極限の状態に追いつめられると、その行き場のないストレスをこうしたマイノリテイに襲い掛かる。
こうした社会的混乱に乗じて、やるせなく「チューリップ」や「フジ棚」を刈って集客を回避する観光地もあれば、この期（機）に及んで「稼ぎ時」とばかりに、国民向けに三か月先に配布予定（このままでは１０万円の給付金交付は半年以上も先になる）の曰く因縁付きマスク。こんな中、米やパスタがスーパーの商品棚から一斉に消えた。と思いきや今度は小麦粉が３倍以上の売値でも店から消えた。それに外出禁止で刈り取りのできないフィリピン産バナナも輸入量低下で品薄状態が続いている。
それに連想買いなのか、蜂蜜にバターも品薄だという。つまり外出自粛、学校休業に自宅待機に「ホットケーキ」や「パンケーキ」が売れ筋とばかりに目を付けたのが闇業者だ。
まあ、お国や政治屋が加計、森友、桜、マスクで私腹を肥やしているようでは、民間でヤミ屋、怪しげな業者、路上販売や転売オークションサイトが横行、繁盛するのも無理もない。
それに、「家に居ろ！」「三密回避！」しか言えない「緑のタヌキ」の小池のオバちゃんや「赤いきつね」の小池のオッさんより、はるかに吉村大阪府知事のほうが機敏で俊敏な対応だ。比較論から言えば『東京〈大阪（府・等号）』というところだな。もはや、この国には国士、国師はおろか、まともな知事や首長はおらんのか！これで次期の知事選の当落は決まったな。そして落選するのは、蓮舫、西村、加藤に地元の山梨（長崎）、埼玉（大野）、愛知（大村）、群馬（山本）のオマエらだ！
ただ、こうした中、茨城県の木内酒造が飲用の酒ではなく７０℃濃度のアルコール消毒液を増産し始めた。本当の本物の社会正義、社会貢献とはこうした動きであって、「自粛ポリス」や「県外ナンバー狩り」など似非社会正義を盾に、弱者や必死に今を堪えている多くの善良な市民に対して誹謗中傷、批判や危害を加えることではない。
