Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

先頭、出頭、番頭、座頭に地頭(七夕)。

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「か(は)しらのキズは一昨年の~♪」。これ「頭(あたま、おかしら、とう、づ)」とも読む。最後の熟語は「ぢとう」ではなく「ぢあたま」と読む。この意味、「勉強ができる」、「仕事ができる」、「頭がいい」、「頭の回転がはやい」、「かしこい」などと辞書には書いてある。

 

  「地頭がいい」という表現を最近よく訊く。でも、この「ぢあたま」は学力があって博識な人は「頭がいい方」のようだが、「ぢあたま。いい方」とは少しニュアンスが違う。なんていうのかなあ!機転が利いて、柔軟な発想が出来て、それでいて着眼点が凡人とは違う人を「ぢあたまいい方」というらしい。

 

    彼等は説得力があっ話も論理的。頭の中で整理も早いし、相手に応じて言葉の遣い方や言い回しが素早く変えられるのが特長だ。つまり、臨機応変な対応を執れるうえ、全体を俯瞰できるお方様だから、軸がぶれずにいつも筋が通った対応ができる。羨ましい限りだ。

 

     こうした地頭の良い人が、政治家や官僚、リーダーや上司になればいいのだが。現実はそうはいかない。いつも言葉の遣いはあやふやで、コミュニケーションが下手で舌の根も乾かぬうちに平気で前言を翻す。一連の騒動を視ていれば、都知事、黒岩、大野(森健などは逃げ回わるばかりでTVや記者会見にさえ来ない)等の言動を見ていれば自明の理。

 

     三桁の感染者数が四日以上も続き、今後感染者は爆発的に増加するというのに、小池都知事が再選したので「再び、自粛・休業要請」となるやもしれない。これほど世間は「造って、モッテいる」がゆえに緊張の連続である。

 

     物事の本質、問題は何処にあるのか。そして、何を最優先とすべきかの「整理」が出来ているお方とは明らかに違う。余計な言葉と遊びだけで、問題の核心や本音を避け、実情実態はウヤムヤの毎日を過すすでに国民、都民、県民は、政治屋、閣僚やリーダー等のその点は、とっくにマルットお見通し。

 

   さて、冒頭(ボウあたまの「頭」の意味を再確認してみよう。人体でいえば頭とは顔より上の脳天で頭髪が生えている個所が「頭」と定義されている。頭髪が生えていない頭は「禿げ頭」と云って皆に馬鹿にされるが、最近露出度の多い豊田真由子に云われなくても「ハゲ~ていても、頭は頭!」だ。それに「頭」は頭頂部の灸点を「当間(あてま)」と呼んだことに由来していることも解った。

 

   出会い頭ともいうように、先頭、組織や団体の上層部、親分、部門長や先んじる、中心、天辺の意味の外にも、モノの全体、ヒト(該当者)、動物や人数を指すときもこの「頭」という字を使う。さらに、能力、思考力、ものの考え方や考え、物事の初め、最初のステージの際にもこの「頭」を使う。

 

   珍しい処では「うわまえ」を指すときに「頭金」といったような使い方もする。我が家の子供たちは、少ない貯えで頭金を払って多額の住宅ローンを組んでいる。チャンコロ・ウイルス感染で至る所で休業、廃業が相次いでいる。もし、子どもたちが失業でもしたら借財だけが残る。そんな事態に陥ったら、それこそ子供たちは「頭に来たところで、家族が路頭に迷う」のだけはマチガイナイ。