Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

いかにも、ありそうな話!

 ピアスとパーカー・フードとサングラスに黒ずくめに手袋にタトー。これって傍から見ればいかにもっていう感じですな・・・

 

 反面、タトー一つを取ってみても、社交ダンサーやバレリーナ、フィギアスケーターなどより芸術性の高みを目指す方々や接客業の中でもすし職人、名門ホテルマンや板前にはそうした風体の方はあまり見かけない。

 

 そもそも、刺青については、江戸時代に罪人に対して「罰」や「犬」の字を入れる処罰があった。ただ、一方で火消しや鳶職や大工など肌を露出する事が多い人達が粋なものとして、また、船頭などは「どざえもん」になった際の身元確認として自身の証として彫った。さらに地域によっては神仏への願掛け(起請)として刺青を彫る文化があったらしい。ただ、縁起が悪いからという理由で侍が刺青の入った身体を斬る事を嫌った事もあり、町人は辻斬りからの自衛目的でも入れていたとも聞く。

 

 『孝経』の一節に「身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり」とある。これが、明治時代になって『教育勅語』にも引用された事で国民の基本認識として周知されている。さらに日本では儒教の影響が強く、儒教の中にある「親からもらった身体を傷つけることは親不孝なこと」という教えが観念的に根付いる。これボデイピアスにもそっくりいえる話だ。長袖やフードを身に着け隠すのだったら最初からスンナ!

 

 ヤクザが刺青を彫るのは、一般(堅気の)社会と決別することを意味している。だから一般大衆が集まる、銭湯、サウナ、プール、温泉施設などでの刺青禁止ルールが今でも根強く残っている。

 

 ファッション感覚で行うピアスもタトーもそうだがどうやら内向的な人間はこうしたことを嫌がる。ただ、心に深い闇を持っている人や、やたらと感受性の高い人はこの限りではない。一般的に外向的で自己承認欲求の強いまたは自己顕示欲が強い人(パフォーマー)や虚勢を張って相手を威嚇したがる方々にピアスもタトーを入れる人が多い。

 

 まあ、一度やったら一生ものだから「もう飽きたあ」といって簡単に消せるはないでしょう、ピアスとて外した処は穴が残りそこから感染症を引き起こすことだってある。しかもこうした金属類、入れ歯もそうだが病気治療のためのMRI検査とて受検できない。だからことは命に係わる問題なのだ。

 

 今日のテーマをまとめると、こうした連中は「見せつけたいから。」、「怖がってもらえる。」、「優位に立ちたい。」など自己承認欲求型人間の典型だ。これに対してピアスもタトーも「個性的・ファッション」だと反論する輩も多い。だがこれだけ世に蔓延ると、これはもうどこが個性的で。どこが個別個人的なことでもない。それにしても何ともちっぽけでおツムの味噌が足りない人がこの世の中には多いのだろうか。