Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「ポイ活」の罠

 「ポイ活」とは、様々な方法でポイントを貯める活動の事を言う。その具体例として、

 

・買い物をしてポイントを貯める。

・条件を達成してポイントを貯める。

・歩いた分だけポイントが貯まる等がある。

 

 まず、利用しない方が懸命だと考えられる理由として 継続的にためることが難しく、どこにどれだけポイントがたまっているかが管理できずに知らぬ間にカードがどんどん増えていってしまう。それにクレカ作成や口座開設などのように、高額なポイント付与に簡単に釣られ易い心理も働く。

 

 また、クレジットカード、PayPay、LINE 、Pay、楽天Payなど、それぞれのポイントがついてお得な印象だが、ポイントが各社に分散されるので、まず全部は使いきれない。

 

 その前に、企業がポイント制度を導入する背景には、採算面で苦しい状況がある。このポイント制度は企業としては安売りを行っているに等しい。これが行き詰まるとポイント単価を下げたり、商品やサービスの付与単価を突然引き上げ、利用期限を切ったりもする。

 その上、企業側としてはポイント付与の都度、都度「売掛金」を一定額計上しなければならないなど、実は経営効率の悪いビジネスなのだ。

 

 また、消費者(利用者)側としては、ポイント目当てに浪費しやすく、必要な物以外のものに手を出してしまう。そういえば、若い頃クレカを使い廻し過ぎて立ち行かなくなった女性がブランドバックをフリマで売ってくれと我が家に持ち込んできた来たことを思い出した。二束三文でしか売れなかったがお助けのために数万円で売れたと現金を渡した。

 

 そしてこれがネットショッピングと絡むと衝動買いもさらに多くなり、購入者側の手元流動性がどんどん窮し首が廻らくなる。

 

 さらに、各店が配布(作成勧誘)しているポイントカードには手を出さないことだ。これは店へのリピーターを増やすことが主目的だ。とりわけ、この種のポイントカードには必ずと言っていいほど、クレカ機能が付いていて、店側は新規作成の度に2000円~3000円の報奨金(インセンテブ)がクレジット会社から支払われる仕掛けとなっている。

 

 お金にまつわる生活スタイルや環境はどんどん変わっていくが、「損得」よりも「シンプル」IS BEST LIFEと行きたいものだ。何はともあれ「いつもニコニコ現金払い」なのだ。