Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

仲を「トリモツ」たい(2-2)

 今日は逆転 先にこちらからご拝読賜ればこれ幸い。と。流れが良く分からない方は先に明日掲載の、仲を「トリモツ」たい(2-1)をご覧あれ。

 

 そうそう、鶏に関連して云えば、今スーパーに行くと分かるのだが卵はピークの半額まで下がっているが、反面トマト(ケチャップやマヨネーズなどの加工食品を含む)が高騰している。主夫の一人としてお知らせしておきますわ。イタ飯屋は卵が下がってもケチャップやトマトソースが上がれば収支トントン、苦しさは変わらないだとヨ。

 

 時に今日は、2011年(平成23年)3月11日14時46分発生の東日本大震災によって東北中心に各地が被災した日。その後未だに仮設住宅に住むお年寄りも多い。

 

 日本中どこでもそうだが、酷なようだが希望や期待を持ても一度被災した地域、人々の復興は叶わないと覚悟していた方がいい。地震が多発し始めた千葉では非常食、水や避難具の売れ行きが倍増しているようだ。

 

 美談・美辞や支援、心の支えなど「つなぐ」を過剰に演出した「仲を取り持ったようなイベントや炊き出し」なども多いがそれは頭だけ、今や被災地のボランテイアや警察・消防・自衛隊も引き上げ、残った人の生活や基盤を支える組織、人々は殆どいない。

 

 芸人、有名人や政治屋のパフォーマンスで被災直後に当地を訪れるのも、メディアの切り取り戦略でしかなく実態の復旧や復興には何の役にも立たない。それが性懲り、今や東北各地を訪れるタレントや政治屋はほとんどいない。

 

 気が付けば、慰問や支援が続くが施設や仮住まいに残った人は殆どが老いた女性ばかりだ。卵を産まない雄鶏は寿命やストレスに弱く亡くなるのも早い。

 

 最後に一言、当時、災害対策本部で現場対応総責任者(役員は名ばかりで報告だけを求めあたかも現場を掌握しているが如くの振舞う)としての当時を思い出す。

 

 支援物資のトラックに野菜の隙間に機材を隠し、警察に移送許可をもらうに散々ウソもついた。他社の支援物資郵送に紛らせて自社の「商い優先」のために重要資材を送ったこともあった。

 

 都内のホテルに連日泊まりこみの中、やっとの思いで本部に電話をかけてきた浪江の女性の「お願いします~っ!!」と悲鳴にも似た悲痛な声が今でも頭から離れない。