今日のバレンタインデーやフラワーデイは、遠の昔に御卒業あそばされたのでさほどの思い入れもない。何こそ今や、確定申告により国税の還付金がいつ戻ってくるかの方がとても気にかかる。
さて、それはさておき最近気になることが多くある。その一つは、お年寄りをターゲットにした生保CMの多さだ。マイルドな尾木ママを使い生命保険を盛んにご推奨しているが、これぜーんぶ「医療保険」ではなく、「生命保険」。つまり、存命中はご当人には手に入らぬいわば「死にガネ」、残された者への葬式代だ。
小金を貯め込んでいる高齢者やタンス預金にしこたま蓄えている中高年狙いなのか?CMの多さは異常だ!
それにもう一つは、セレモニーCMの多さだ。末路に近い者に対する商魂たくましい業者の宣伝には呆れる。コロナ禍の折、時流に合えばあっているとも思うのだが、流石にこの手の広告宣伝にはいささか閉口する。
これが民間だけだと思いきや最近厚労省が「火葬場の広域整備計画推進」なる通知を各自治体に発出した。「火葬場」の所管は経産省と思いきやどうやらそうでもないらしい。死ぬる者はとっとと死ねというメッセージなのか?
つまり、ご当局はその裏でこの先死者数が急増して「焼き場」の手当てがつかなくなる懸念を持っているようだ。
それがコロナ禍のパンデミックによるものなのか、そうでないのかは不明だが超過死亡率を正式に公表していない。大事な処は隠しつつ「詳しくは、ホームページをご覧ください」だと。何にも使えないお年寄りに「使えぬものは死ね!」とでも云っているように聞こえる。
なんとも後味の悪いバレンタインデーだ!