コロナ禍の折、外出自粛、巣ごもりが多くなった。飲食業や観光業などの閉店、廃業や不況をよそに通販ビジネスやテレビショッピングが活況だ。ヤフオクに始まりメルカリやアマゾン(アマポチ)にまで至る所でこうした企業の売り上げが伸びている。
その代表格は、何といっても「ジャパネット・タカタ」だ。ダイソンに始まり、エアコンやスマホに料理器具に寝具まで必ずといっていいほど「下取り」と「もうう一台をお付けして」で、「今回に限り」、「~までご注文いただければ二枚(台)でこのお値段でのご提供です」。
そして、決まり文句が「いまから受付担当者、オペレーターを増員して、📞0120-441―222までお電話下さい・・・」。
不思議なことにどこの通販業者でも「いまから30分間受付いたします。」、見事なまでに30分は何処の業者もでも同じだ。
今週中にご注文を戴いた場合に限ってのご提供です。といって受付期限や時間が迫っているかの如く、ユーザーの切迫感と今ご覧になっている貴方に限ってのお得感を煽る商売のやり方だ。
今やネットで申し込めば、翌日には商品が届き、スーパーでも量販店でもコンビニでも携帯電話やパソコンから申し込めば、早ければ当日には食材や飲料水が届く。高齢化で高層階のマンションに棲むお年寄りなどは、ミネラルウォーターや米なぞをわざわざ配達員に玄関先まで運ばせている。
5階建ての古いマンションでは当時の旧建築基準法の下でエレベーターの取り付けがないから、五階までの配達は階段利用だ。引っ越し作業もそうだが手持ち、人海ではとても骨が折れる。だから、担当者は若い人が多い。
その分、バイト口は減り、街の飲食店や小売店は商売にならないものだから、次々と店を閉めている。いま元気なのはウーバーイーツや出前館で走り回っている自転車に乗っているアンチャンとネエチャンぐらいのものだ。ただ、最近はお元気な(?)お年寄りが自転車に乗って高速道路や自動車専用道路を逆走してくる危険極まりないケースも多発している。ああ。オッかねっわ!!