Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

また一人旅立った、さらば御大よ!。

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 台風や嵐の後のさとうびき畑のように、風雨にさらされ葉は落ち茎はおれ、こんな齢だからか、つぎつぎとそうした光景を目にするようになった。

 

 怖さはないが辛さと、切なさや空しさが去来する。先日もかなり遠いところから、知り合いが「すい臓がんで亡くなった」との訃報が届いた。えっつ!嘘だろうと思わず、驚きは隠せなった。その御仁も静かに逝った。

 

 死ぬる者は「ひっそりと、こそっりと、だまって」旅立てばいい。それはそうなのだが、ただ独り身で自宅でお亡くなりりになるとこれまた厄介だ。警察による検死や死亡届の提出、火葬や葬儀あいさつ回り、納骨、法事、新盆と残されたものの負担も大きい。

 

 それに「大島てる」よろしく、その後は不動産価格や家賃にまで響き、事故物件扱い。

 

 そうする前までには、特殊清掃人による室内清掃や相続問題と厄介なことばかりが断続的に続く。

 

 できれば、川辺や海辺で行き倒れ「定義(1条) 行旅病人 - 歩けないほどの病気にかかった旅行者で、診療を受ける財産を持ち合わせずかつ助ける者もいない者(歩行ニ堪ヘサル行旅中ノ病人ニシテ療養ノ途ヲ有セス且救護者ナキ者) 行旅死亡人 - 旅行中に死亡し、引き取る者もいない者(行旅中死亡シ引取者ナキ者)」とある。

 

 それでもダメなら奴座衛門にでもなって貰った方がいい。だが、これとて身元確認とかが「大変だ」。

 

 でも、ビルからの投身自殺や列車への飛び込み自殺は止めておいた方がいい。その後に法外な賠償金が残され遺族に請求される。尤も、ご近所や親戚にも顔向けができずに転居せざるを得ないケースも多いという。

 

 不義理があってはならないと、地元紙のDBの利用権をここ何年も購入しているが「おくやみ」は毎日つぶさにみている。慶事ならともかく亡くなったご不幸は、その(お知らせ)連絡ルートを持たないとどうにもならない。気のせいだろうか、現役時代とは違って次第に世間が狭くなっていくような気がする。