誹謗中傷に堪えかねて、心の病に、とはよくつかわれる論理展開だ。芸能人や政治家や有名人もこの手法をよく使う。一言に精神病と云ってもその病状や実態を知る者は少ない。
なぜなら、日本国内では、言葉は悪いが「キチガイ」などと称して、そうした人にはなるべく拘わらないようにしてきた。
だから、国内での精神病医学は世界的に見ても遅れに遅れている。いわば、そういう病にしておけば、詐病であろうとなかろうと、そこが「駆け込み寺」的な存在になるから容易に使いたがる。
単純性にせよ複雑性にせよPTSDなんぞは、想像を絶する病態で体は痩せ細り、顔つきや性格も大きく違う。チョット目を離そうものなら患者は自殺や殺人をもしかねない。それほど周囲は患者から目が離せない。ビデオメセージでコメントを寄せるなど到底できようもない。
精神分裂病、統合失調症、鬱病、適応障害など、精神病にはさまざな病状があるが、世間を説得するには「心の病」を持ち出すのが手っ取り早い。
さて、眞子さまの複雑性PTSDは本当だろうか?世間の騒ぎを諫めようとする宮内庁の、役人の考えそうなことだ。
本当の心の病とは、恐ろしく辛く、深刻な事態を言う。逃げ筋に精神病を持ち出すものではない。