Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

神国ニッポン!

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 さる10日に行われた祝賀御列の前夜、天皇即位祭典にはジャニーズ事務所「嵐」まで出演するなど華々しかった。国家の一大行事にも映るこの「祝事」には、文化、芸能人総出でかってない演出が展開された。それはさておき当方の日常には、このことには全く興味がない。

 

 むしろ、早朝の散歩で鈴虫やコオロギの虫の音がか細くなり、明日をも知れない命に必死に音色を奏でている方がよほど気にかかる。このブログ、書置きや在庫があるものだから、多少時流や直近の出来事にフォーカスできないことにはお許しを・・。でも、流行りの「パプリカ」にも似て、最近ご愛読いただいている方々が、時折、コメントを寄せてくる方もいらっしゃるようになったのは嬉しい限りだ。

 

 さて、拙出の当ブログ、在庫ネタは多くを抱える時もあるが、干上がる時もある。アップは前々日や全週までのネタを午前零時に敢行。徒然に思いを綴っているものだから、あまり読者にはウケないだろうが、コメントを頂けるだけありがたい。

 

 冒頭の話に戻すが、たった30分ほどの車列に観衆だけで12万人、行事の延期予告はあったにせよ、それでも皇宮警察や地方(私服)警官など何と3万人以上を動員。一体この国に何が起きているのか?関係者だけでも悠に30万人もの人々がかかわった、「祝賀御列(パレード)の儀」。

とはいえ、日の丸を片手に戦前、戦中派の高齢者のみならず最近の若いカップルまでもが天皇陛下、万歳!万歳!」を大声で三唱、連呼叫ぶのは異様な風景だ、しかもそうした国民の歓喜した様子を海外メデイアも表向きは素直に報道しているが、専ら話題は雅子皇后に集中、そのうえ皮肉にもとれるコメントを添えて内外に伝えている。

 

 この様子、今や戦後から70年と云うのに、この歓喜とこの動員力、してやったりの安倍内閣。ダンマリの野党をはじめ日教組や各労働組合も、さすがにこの行事に表立って反意を示すことは出来まい。だって、お国の祝辞に猛烈に反対したら、それこそ逆賊、非国民との誹りを受けるので、総選挙(衆議院解散)を前に表立った反論もなく音なしの構え。

 

 それでも、観衆の手に振る国旗の中には「旭日旗」もあって、戦争を知らない子供らもがお祝いしている。この一連の行事に対する警備、警戒、厳戒態勢、観衆の歓喜の様子は海外にはどう映ったのだろうか。経済力はあっても弱小大国ニッポンがひとたび国が動かけばこのような状態になるのは脅威だと思うだろう。

 

    今回これだけの人々が神格化された天皇ために全国から集まり、国のために、お国のためにと沿道から天皇陛下、バンザイ、バンザイ!」を自然に云わせてしまうこの現実。誠に以ておそロシア。ジャニタレの「嵐」までをも動員させ、大事に国民の心をつかむ、これほどまでの団結、結束力を内外に誇示したプロパガンダもアルマ~ニ。ここにこそわが国「神国ニッポン」の怖さと恐ろしさと強さがある。いざとなれば、「一億火の玉」を想起させる今回の皇室・国家行事。戦争をしらない「今生天皇」が神輿に担ぎ上げられ、他国に再び・・・と思えばわが国の暴挙、侵略に走ることを警戒するのは、当然だろう。

 

 諄いようだが、この一連の行事の様子をみて、海外メデイアを含め、今後半島や大陸国はどんな反応を示すのだろうか。わが国を本気で怒らせたら厄介な事になることだけは、どの国も充分に知っている,天皇陛下、バンザイ!!、万歳」が続いているうちに収まりをつけた方がいいかもしれない。

 

(今日のおまけ)

 昨日早朝のラジオ深夜便の中で流れた、フォーク・クルセイダースの「哀しくってやり切れない」を聴きながら現代社会の危うさと、怖さと、淋しさをヤタラと感じちゃったの米倉涼子。歌詞に込められた「韻を踏む」とは、こんな気持なのかも知れない。薪木割を愉しむほど、当方には全く余裕がない!!