事件、事故、離婚、病死、怪我に家出、別離、行方不明など得てして不幸なことは予期せぬところで突然向こうからやってくる。
そのうちの80-50とは(はちまる・ごうまる)問題とは、80代の親が50代の子どもの生活を支えるために経済的にも精神的にも強い負担を請け負うという社会問題のことをいう。
引きこもりの挙句に就職も結婚もしないまま、80歳の親の年金を当てにしながら、齢を重ねている人たちをいう。
親が元気のうちはいいが、ひとたび体が動かなくなったり、介護生活となった場合、子供はなす術をしらない。病院に罹ることもままならず、社会や制度の仕組みも分かっていないから、どうにもこうにも動けない。
そこには親子共倒れの恐怖とういか、悲惨な現実が待っている。亡くなった親の遺体を放置しながらTVゲームをやりながら年金だけを受給し食いつないでいることしかできない。こんな事件が日本中のあちらこちらで頻発している。
空き家問題はマスごみも取り上げるか、こうした過酷な現実は意外と報道されてない。
すでに父母は鬼籍の人となり我が家ではこうした問題は起きないだろうと勝手に思い込んでいるが、冒頭に申し上げたとおり不幸というのは突然やってくるか、ひしひしと機を伺いながらこちらの穴を探っている。
なにしろ自分の命(健康)と生活は自分で守るしかない。頭、歯、腰、脚と老化は順次遅かれ早かれわが身を蝕んでいく。
入院前の術前検査で歯科検診を受けた。どうやら80歳で自身の歯が22本残っているのが健全な老化の目安らしい。どうもそこまでには到達しそうもない。入れ歯ガタガタ、虫食いの口内そうも80-50を笑っている場合ではない。