サッカーの天皇杯でＪ１サンフレを負かし優勝を飾ったＪ２のＶＦ、優勝まで辿り着くにはＪ１４チームを次々となぎ倒した。
メジャーチームがだらしがないと云えばそれまでだが、いとも容易く優勝旗を甲府にまで運んで来るとは驚きモモノキ山椒の樹だ。そのげん担ぎなのか、これを機にユニフォームを一新した。斬新なデザインで胸には武田菱がモチーフされている。問題はユニフォームスポンサーだ。ダサイ「はくばく（白麦米）」だけは止めていただきたい。
ただ、今回のメジャー大会優勝で地元山梨県はお祭り騒ぎだ。ユニフォームスポンサーになっている地銀の山梨中央銀行の行員がざわつくのも無理からぬ話。
残念なのは指揮した吉田達磨監督が優勝したのにも拘わらず試合前から辞任を表明していた。どうやらベガルタ仙台との間で監督就任の密約があったらしい（実際は浦和レッズ監督が就任）。これを知ったファンや関係者が怒りをチームに向け、結局はこの話は流れた。
最終戦だけは勝ち星を挙げたもののＪ１昇格ならず来期もＪ２に残留。残念ながらＴＶ中継もないままに過ごすことになりそうだ。
ＶＦの前身は県内教員主体の甲府クラブ。杉山選手を擁したヤンマーと互角に闘うなどアマチュアチームでも一瞬の光を放つこともあった。だが、所詮は所詮のアマ。
どうかＶＦの天皇杯優勝がフロッグでありませんようにと願うばかりだ。
