Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

これって「共感疲労」なのかあ?

 最近気分が塞ぎこみ、鬱屈した状態が多くなってきた。和菓子の紀伊国屋の廃業に続いて横浜中華街の老舗「聘珍楼」も運営会社が破産に、ロシアのウクライナへの侵攻といい相変わらずあまりハッピーなニュースは流れてこない。

 

 また、自身のプライベートでも意気揚々とすること、ワクワク感も殆どなくなった。これは将来不安なのか気分障害なのかそれとも健康に自信がないのか、最近、無力感に苛まれている。

 

 そう云えば、ここ二、三年全くと言っていいほど登山もランニングもそれにスポーツジムにも行かず身体を動かすことがなくなった。だから爽快な汗もかかないし、スカッと汗を流すこともなくなった。

 

 唯一汗をかくとすれば「寝汗で一晩に2回も3回も下着やパジャマ、寝具を取り替えている。前者の汗が健全な汗とすれば、後者は質の悪い不健全な汗だ。

 

 心理学では、相手の立場に立って考えたり、相手が感じているつらさを「共感」したりすることは、共感する人に不安や苦痛、さらに情緒的混乱を起こすことがあるとのことで、これをどうやら「共感疲労」というらしい。

 

 これは若い女性に多く20代から30代の方の35%(三人に一人)がこの共感疲労を持ち合わせているという。反面、男性の場合は60代から70代で全体の12%(十人に一人)しかいない。つまり、若い女性は感受性が高く、男は高齢者になるほど共感せず頓着もしないという結果が出ている。

 

 例えば、職業的に自分の感情を抑え、相手に合わせて対応することが続くと、過剰に自分本来の感情を抑えることになる。そうした中で相手に無理矢理共感しようとすると、それで疲労が倍増するとの指摘もある。TVのドキュメンタリー番組を見て感動したり、自然災害で悲しんでいる人の報道を見て涙が出たりもする。

 

 つらい状況・立場にある人に共感し、しかも自分が何も手助けできない場合に無力感を感じること、これこそが共感疲労なのだ。さらにつらい状況にいる人に共感を全く示さない人に対して怒りを感じていると、これが大きなストレスとなるようだ。

 

 今の当方。五感満足とは行かずことさら共感疲労だけが増長している。心に失調を来たしているのかも知れない。