Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

味覚障害

f:id:koushuya:20211010060822p:plain

 新型コロナに感染すると、発熱、倦怠感、味覚障害や嗅覚障害など様々な症状が発症する。甘み、酸味、塩味を全く感じないどころか香り、風味も分からず、何を召し上がっても、何を嗅いでも水のようにしか感じないという。

 

 これが発熱のせいかというとそうでもないらしい。熱が下がってもこの症状は解消されず、物忘れや集中力の欠如などの副作用もあって、場合によってはこうした後遺症が一生涯続くとも聴く。

 

 加齢とともにこうした、状態が出てくることがあるが、食生活においても旨いや不味いがよく分らなくなってくる。

 

 まず、白い飯が苦手となって、炊き込みご飯や混ぜご飯を好むようになる。それにわが家伝来の手作りの「味噌汁」を好まず、最近はとろろ昆布汁を愛飲している。必ずと言っていいほど、ごはんにはごま塩を欠けるし納豆も卵もあまり好きではなくなった。

 

 ご飯の量は、仏前にお供えする「影膳」程度しか口にしないうえ、一日一食か二食しか口にしない。まあ、殆ど体を動かしていないのだからこんなもんだろうと思ってはいるが、不思議と体重はじわりじわりと増加している。

 

 昔からデブは嫌われるというが、病後40㎏台前半にまで落ち込んだ体重は、よもや既に50㎏台半ばにまで回復している。どうしてこうなったのかよくよく考えると思い当たる節がある。

 

 好んで、なんにでもマヨネーズを掛け、チーズを愛する。そのくせ牛乳はほとんど飲まなくなった。その昔、白米に牛乳とマヨネーズをかけてお茶漬けのように食べていた人を目にしたことがあったが、もしかしてそれに近いかも知れない。マヨネーズとチーズは味を誤魔化し、料理を上手くするような錯覚に囚われているのかもしれない。

 

 コロナに罹らずとも味覚障害どころか、これでは「舌バカ一代」だ。食材の持つ本来の味を楽しみたい。