玄関ドアについているノゾキアナこれ玄関ドアスコープという。これ家の中から見ると広角になっていて玄関先に立っている人やその背後までもが見渡せる。一見便利のようにみえるが、ここに来て再びこれを逆手にした犯罪が急増しているという。
先日も、この件で中年男性が隣人の通報によって逮捕された。手口はというと、中からは広角レンズで視野も広いのだが、ドアの外側から美術商やバードヲッチングに使うような単眼レンズで覗くと、広角と狭角が打ち消されて部屋中のありのままがのぞけるという。
最近はコロナ禍の影響で外出先から帰宅して玄関先で着がえる方も多いという。とりわけワンルームマンションはこのノゾキアナから部屋中が見渡せるので一人住まいの女性宅にはこうした被害が多いとも聞く。
わが家では以前からマグネットなどでノゾキアナを塞いでいるが、カレンダーやアルミホイルなどでも代行できる。
ただ、紙だけで塞いでも部屋の照明が反映されてしまうので、在宅か不在かがバレてしまう。夜遅くまで洗濯物が干してあるお家が不用心で空き巣被害に多いのもそのせいだ。
覗き、盗撮など犯罪としては小心者がやるものだが、どうしても人の知らない処で私生活や裸を見たがるのは動物的本能なのかもしれない。こそこそとせずに堂々と見たらよいものを・・・そう思うのは拙者だけか?
自分だけしか知らない人世の裏側だけは覗いてほしくないものだ。