手順、順序や順番は大切なことだ。小学校の校庭で体育の時間、「回れ右!!」とか「前へ倣え!」とか、砂埃が舞う校庭で一挙手一投足までもが厳しく先生から指導されたものだ。今、思えばそれって、戦時下の学童教育訓練みたいなものでB―29爆撃機を気合と統制力で撃ち落とすようなものだ。
その歴史、精神構造は今の日本と言えどもほとんど変わっていない。順番、手順や段取りが全く違うノダ。下処理、下準備に下ごしらえにせよ、これほど大事で大切なものはない。料理もそうだが、仕上げや先や結果を焦るとつまらない結果に終わる。
物には手順や順番があって、これをすっぽかすと飛んだ誤った結果でる。それは予期せぬことであったり、とんでもない不幸を招いたりもする。子供が親より先に逝くのはその典型だ。
さて、現実に話を戻そう。あんなに熱かった世論の東京オリパラ中止、延期がいつの間にか冷めやり、いまや、ワクチン、ワクチン、ファイザー、ファイザーで話題沸騰。ここにきてこのセンセーショナルな政治ショーはやっと、下火になってきた。
ワクチンは予防薬であっても治療薬ではない。アビガンなぞの治療薬は一時のブームのようだった。
そして、医療体制の崩壊や破綻などの言葉も、殆ど死語に近くなってなっている。順番を逆手にとって、結論ありきでものを進めるとろくなことにはならない。どうも、政治も世のなかも最近皆さんやっていることが真逆(逆方向に進んでは)ないか?やることなすこと全て裏目、裏目、祟り目のキンメダイ!
やり急ぐ、生き急ぐ、死に急ぐ、物事には手順や段取りがあってこれを無視して先を急ぐとろくなことは起きない。