Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

迷所

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 名所といえば人が集まる人気スポットのことをいう。山登りの経験のある徳兵衛のスタイルは、岩屋(クラインミング)、澤屋(沢登り)やピークハンターでもない。オーソドックスな山屋(山登り)である

 

 危機とは常に背中合わせであるから、低山であっても装備・食料等は入念に揃え、天気や行程にも気を遣う。万が一のことを想定して逃げの下山ルートや緊急時対応策を出発前に再確認している。こうなるとこれは浸みついた習慣・習性だから自然と荷物は重くなる。その装備の中で一番大切な道具は「地図」だ。

 

 山登りをされているいる方はよくご存知だろうが。多くの登山者は「昭文社」の地図を愛用している。あまり古い地図だと道迷いの原因になったり所用時間が大幅に狂うこともある。この地図のなかで一番注意をする記号は、危険箇所を表す、通称「マルキ」と呼ばれる記号付された場所だ。

 

 例えば、剣岳の「カニの縦ばい」や「横ばい」。戸隠山の「蟻の戸渡り」、唐松岳から白馬に伸びる「不帰ノ剣Ⅱ峰」などは代表的なマルキだ。こんな高山でもなくてもマルキはどこそこに点在している。裏妙義山や滑落の多い尾白川渓谷なども気を抜くと命を落としかねない。ほらそこのお隣さんもマルキだしょ!

 

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 さて、「徳さんぽ」と題した大阪紀行については、既報の通りであるが、大阪名所に穴場を発見した。アベノハルカス58階の西側トイレだ。便器は前を向いているが背中は全面ガラス張り。そのうえ通路が狭いからガラス面とほぼ背中合わせだ。300メートル上空から地上をガラス越しに覗くと、そりゃもう、どえりゃー高度感。チビルどころか出るものも出ない。空中庭園も空中回廊もいいが。ここは隠れた「マルキ」スポットだ。

 

(今日のおまけ)

 先週の日曜日。用事で駅ビルに向かった。すっかり日曜日の感覚で家を出たが、道すがらの銀行が店を開け、女子行員が忙しそうに店内を走り回っている。そこまでは、おそらくこの銀行「住宅ローン相談会」でもやっているのだろうと自分の曜日感覚がズレてるとは全く思わなかった。が、その先の郵便局も本当に総動員で営業している。そのうえ、制服姿の学生集団がこっちに向かってくる。ここまでくると、今日は平日と信じざるを得なかった。それに自分にもとうとう「ボケ」が来たのかと。大きなショックを受けた。このショックは凄まじく暫くの間、我に帰れなかったくらいだ。

 

 後に郵便局に入って恐る恐る職員にきいてみた。「すみません。私が変なんでしょうか?今日は日曜日ですよね×○〜▼?」「はい、間違いなく日曜です」「何で営業してるんですかあ?」「今年から、近隣のお客様を対象に『ライフ・プラン相談会』をやっておりまして!」

 

   紛らわしい世の中だ!せめて郵便局ぐらいは、日曜、祝祭日は休業してもらいたい。そして、検定会場に向かう中学生諸君らも登校と間違われないよう試験には私服で臨んでもらいたい。