Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

花は折らず蜜を盗む

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 置き忘れのカサ、終電の網棚に置き忘れた手土産をチョット拝借といって、持ち帰る輩も多い。盗みは刑法上窃盗罪であり、完全な犯罪である。当然、刑処罰の対象になり犯人に前科が付くのは当たり前のお話だ。

 

 食物や生ものを持ち帰る人も多いが、普通に考えれば毒物混入とまでは行かないまでも、食あたりや食中毒を警戒して持ち帰らないのが普通だ。それでも一旦、自宅に持ち帰って、ペットなぞに食べさせて、異常がなければそれを家族が食する。

 

 ここで、よく考えてみよう。盗人は、眼鏡、靴など個人固有のブツには手を出さない。何故なら流通しにくく、換金性に乏しいからリスクが大きく盗品の対象にはなり難いからだ。

 

 つまり、換金性があって誰もが持っているブツ、それは現金だ。それに続いてキャッシュカードに貴金属。意外とクレジットカードの被害は少ない。それはカードで商品を買っても、換金するには手間暇がかかり警察や発行会社の追跡調査で足がつきやすいからだ。

 

 その一方で毎月引き落とされるクレジットカード代金に2、3百円が引き落とされてもカードホルダーは気にも留めない。でもこれが一万人となれば3百万円、一億人ともなれば3百億円になる。こうした詐欺が国内に限らず世界規模で拡大している。

 

 折しも、10月からは消費増税。これを機に増税をネタにした詐欺や窃盗が増加するだろう。とくにお年寄りはお国やお役所、郵便局、協会名や警察に弱い。当方も若い頃、バイトで、出来高払いで「地区を担当する郵便協会」を名乗って、個人宅の表札を販売した経験がある。一番、売れなかったのは玄関先に番犬を飼っている家だ。そうした家は飼い犬に限らず不審者に対する家庭全体での警戒心が強い。

 

    換金性のある証憑や預金通帳、キャッシュカード類の持込話、還付金、追加給付に、出頭命令に訴訟提起話など、そのほとんどは「特殊詐欺」と思ってほぼ間違いない。 

先日も家内宛に年金機構から「支援給付のお支払い」のご案内が届き、個人情報報を記載の上、「マスキンングしてはがきを返信すれば定額受給額に上乗せする」とあった。

 

   そこで、当方、所轄の社会保険事務所に直接出向き、真偽を確認したところしろ、事実であることが判明し事なきを得た。洋の内外を問わず詐欺集団は、海外からも発信し、コストや金を賭けずに言葉巧みにお相手の懐や財産狙う。結婚・婚約詐欺の如く、一番狙われているのは大切な無形資産の「貴女(人)のココロ」かもしれない。