Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「お国自慢」なまり

  方言で恥ずかしい経験ありますう?びっこ、めくらなど地元には昔からこのような差別用語があった。でも小さい頃の経験では、いっさら感じていなかったのが正直なところじゃんけ。興味のある方はネット検索してみてくりょうし!

 

 さて、山梨の甲州弁は、初めて聞く人にとってはぶっきらぼうな言葉だと感じるかもしれない。「そのこん自分(貴方)は分かってるだけ~!!」とか「えべし(一緒に行こう)」と真骨頂の甲州弁からいきなり入ってみた。

 

 列車の中での学生同士や乗客の会話、それに日常生活でも気にせず口に出るのが甲州弁。他県から嫁いだ内の語り草は、今でも山梨に来たとき列車に限らず街角の老若男女そこらじゅうで喧嘩をしているような錯覚に陥ったという。

 

 っんまあ、日本一来たねえ、方言だからしょうがねえずら。含蓄をちっとおせえるけんど、あのよう甲州弁には国中(甲府市内を中心とした峡中、県南の境南、北部の峡北、石和を中心とした峡東地区)と郡内(御坂峠と笹子峠を越えた南)に分けられ、語尾に「ずら」や「で」、「ず」をつけるのが国中。「だんべ」や「べ」をつける郡内。だから喋りで生まれが直ぐわかる。

 

山梨が舞台となった犬HKの朝の連続テレビ小説花子とアン」の劇中ではやたらと「こぴっと」や「てっ!」などの甲州弁が連発されたがあれはデフォルメしすぎずら。・・・

 

 はんでめためたごっちょでごいすが、以下に使用例や意味を紹介しておくじゃんけ・・。

(一軍)

甲州弁では

その意味は

使い方は

~けし

~していきなさい

よってけし、食べてけし

~じゃん

~ですね

頑張るじゃん、ほうじゃん

~さよぉ

~ですよ

いいさよぉ、ほうさよぉ

~ずら

~でしょう

うずら、いいずらか?

~け?

~ですか?

いいけ?、ほうけ?

~ごいす

ございます

ありがとごいす

~っつこん

~ということ

ほうだっつこん

 

(二軍)

てっ!すごいじゃん!

まぁ!(感嘆の言葉)

まぁ!すごいね!

~ん~   ~に~

こっちんこうし

こっちにおいで

だっちもねぇこんいっちょし

しょうもない

しょうもないことを言うな

ぶちゃる

捨てる

ゴミをぶちゃれし(ゴミを捨てなよ)

およっちょい

お寄りください

いつでもお寄りください

けけとく

掛ける

この服けけとけし(この服掛けておいて)

ももっちい

くすぐったい

足がももっちいじゃん(足がくすぐったいよ)

しにる

青あざができる

腕がしにってる(腕に青あざができている)

 

(三軍)

よたい

ボロボロの

よたい自転車(ボロい自転者)

ぼこ

子ども

ぼこにやれし(子どもにあげてください)

いっさら

まったく、全然

いっさら帰ってこん(ちっとも帰ってきません)

とぶ

走る

とんでこうし(走って来て)

えらい

大変な、疲れる

とぶのえらい(走るの疲れる)

こわい

固い

こわい煎餅じゃん(固い煎餅だね)

かじる

掻(か)く

背中かじって(背中掻いて)

 

 甲州弁が解ると暮らしは混乱するばかりで、うまく(楽しく)なるなんちゅう(そんなことになる)、ほんなこんは(そういったことは)ネエズラ(ないない)!!わかたけえ・・・

 

          講師:甲州屋徳兵衛こと、諏方守 甲州屋佐江門之助 徳兵衛