Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

女尊男卑

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    料理、寿司職人、大工に棟梁に落語家なんぞも早晩、政治の世界も含めて男が主役の世界だ。でも、小説家や料理家は圧倒的に女流だ。この違いは一体なんなのか?どうやら、女性特有のホルモン分泌があって、生理的に味覚が男性に比べ劣り、肉体的にも重労働に向かない。だから女性の方が余計に心は繊細かもしれない。

 

    女性はシェフやすし職人、大工や日雇い労働には向かない。いいところ交通整理員やタクシーやトラックドライバーまでが限界だ。こそ、男女雇用機会均等だと大騒ぎしている連中や運動を声高に叫んでいる連中の気が知れない。

 

    さて、冒頭に話を戻すが、女流作家と云えば、地元日下部出身の本屋の娘しか知らなかった。ところが、後日知ったのだが、地元女流小説家には「林真理子(日大芸卒)」しかいないと思っていた。さにあらず、公務員の両親のもと、山梨県石和町に生まれ、笛吹市立石和東小学校、笛吹市立石和中学校へ通ったう「辻村深月」なる人物がいた。

 

    幼い頃から読書好きで、「シャーロック・ホームズシリーズ」や「少年探偵団シリーズ」などのミステリーから、『ズッコケ三人組』や『クレヨン王国』などのジュブナイルなどを読んでいたらしく。小学校3年生で「悪霊シリーズ」でホラー小説に出会い、自分も「小説が書ける」と気付いたらしく、ノート数冊にホラー調の習作小説を書き始めたという。

 

    ペンネームの「辻」も愛読作家の「綾辻」から取られている。1998年に山梨学院大学附属高等学校特進コース、2002年に千葉大学教育学部を卒業。千葉大学を選んだのはミステリ研究会があったからという。卒業後は甲府にある県庁村会事務所の団体職員として働きながら執筆を続け、2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作は高校生の頃から書き始め、その後大学4年間で書き上げた作品だという。

 

 2008年に退社し、専業の作家となる。そしてこの頃、山梨で学生生活を送っていた頃から知っていた男性と結婚。 その後、2012年、『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞。山梨県から直木三十五賞受賞者が出たのは林真理子以来26年ぶりで、大変な騒ぎとなり、笛吹市庁舎には垂れ幕が掛けられた。地元紙「山梨日日新聞」でも、多数の記事や特集が組まれた。その後、「笛吹市市民栄誉賞」第1号を授与、表彰された。

 

 こんな女性がいたとはツユ知らず。地元山梨は未だまだ捨てたもんではない。上州女に空っ風!と、グンマーが強い女性上位の地域もあるのだが、甲州女も捨てたもんではない! 

 

 後日、この作品を是非とも読んでみたいと渇望している。徳兵衛ですた!!