Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

裏読み!

f:id:koushuya:20220206064452j:plain

 以前にもこのブログで採り上げた「オオカミは生きろ豚は死ね!」

 この過激なフレーズを憶えていらっしゃるだろうか?これを当方映画劇場(シアター)で観た佳子!このネタ元は先日亡くなった石原慎太郎の言葉だとは覚いていないだろう。

 

 その後、松田優作が主演して映画化され大人気となった事を思い出す。これを御存じの方は相当のお歳の方だ。

 

 1979年の『白昼の死角』は高木彬光の同名ベストセラー小説をベースにした作品だ。「狼は生きろ、豚は死ね!」実はこれ、60年に劇団四季が上演した石原慎太郎の戯曲の引用だったことは、まずご存じないだろう。

 

 このストーリー、悪知恵の働く学生たちが手形詐欺を働いた「光クラブ事件」がモデル。東大生アウトローたちが一計を案じ学生金融で一儲けをたくらむが挫折の連続。一度はつまずいた彼らも、知恵を駆使して次々と企業から金を巻き上げて結局大もうけ。しかし「アリの一穴」、東京地検の検事から目をつけられ…て事件は思わぬ方向に発展。

 

 当時はこれで角川春樹事務所が大繁盛、一大ブームとなった。常に世の中の裏側に棲みついている大人を含めて悪童どもがいて真面目に努力、精勤した者は意外と報われない事実を裏返しにしている。

 

 努力や清貧が報われるとは真っ赤なウソ!報われない者は何時までどこまで行っても懸命になろうとも、それは結実しない。そのことがストーリーの狙い!だが、いずれは悪事は粛清されるとのお決まりのシナリオ。

 

 とかく日本人は浪花節的な演歌調を好むが、そんなことはナイ!。努力や訓練、練習は兎角報われない。それを社会的正義に置き換えるのは如何なものか?

 

 あたりを見廻すとそうした豚(ブタ)な連中が多すぎる。まるで現在の世相を投影しているかのようだ!!高木、小平や羽生に高梨らの北京オリンピックの現役選手にいつまで期待と憧れを寄せ、煽るのか当に彼等、彼女らは峠を過ぎているのは明らかだ。チンコロナ感染も含めマスゴミの「ブタ」報道に翻弄されてはいけない。