Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

これが表現、報道の自由だって?

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 テレビの情報番組やバラエテイを観てもニュースを見ても、まあ、なんとしょうもない内容ばかりが垂れ流されているのか。箸が転んだとか、92歳の高齢者が鍬でイノシシを仕留めたとか、どうでもよい情報ばかりだ。

 

 世界情勢は時々刻々と変化し、いまこの時も日本の上空をミサイルが飛び交い、近海で有事が勃発するかも知れないというのに・・。ニュースは相変わらず桜の開花や桜前線が北上中だの、何処そこの店のラーメンやグルメが絶品だの、と、日常生活には全く関係のないことばかりが、お宝情報として提供されている。

 

 料理、クイズ、素人カラオケ、ドラマに至っては「相棒」や「科捜研の女」のようにクドイくらいに毎日再放送が繰返される。そうした背景には番組製作コスト打の圧縮、スポンサーのTV局離れなどがあるのだろうが・・・。こうも粗製乱造の番組を見せられる視聴者もう辟易、我慢の限界だ。要は、有閑マダムやお暇なお年寄りの方々向けに番組が組まれているから余計に面白くない!。そういうと「だったら観なきゃいいんだ!」と切り返してくるから尚更タチが悪い。

 

 しかも、番組の内容がどの局も似たり寄ったり、チャンネルを変えるとまた同じ情報。イチローの引退会見に至っては翌週まで各局が会見内容を引っ張る始末。野球や相撲にスポーツコメンテーターが一言「コメント」すれば、それについてネットや情報誌が大騒ぎ。

 

 こうなってくると、視聴者の知的・教養レベルは下がるに下がり、多様な価値観を持たないまま単一思考となって如何様にでも思想や心情をコントロールできてしまう。新聞や各局の世論調査もそうだが、作り手の意図によって、どうにでも質問内容は変えられるうえ見せ方によっては世論誘導や心象操作も容易だ。

 

   先の沖縄の県民投票もそうだったが投票者の過半数が「反対」としたが、全県民の過半が反対したわけでもない。でも、報道は全県民の意思として、ことさら「反対」を強調する。また、時として中には辺野古の埋め立てに反対する「プロ市民」もいて、あたかも地元住民が進んで寸暇を惜しんで、こうした運動に積極的に参加していように見えてしまうトリックもある。

 

   こんなことが横行しはじめると、真実や真相はどんどん遠ざかり、議論や問題の核心がかき消されてしまう。テレ朝の「朝まで生テレビ!」もそうだが、全く焦点ボケの議論が毎回繰返されている。だから内容に迫力はなく、これはもうバラエテイ番組に化してしまって到底朝まで見る気もしない。

 

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    それほど、視聴者や大衆と云うのは、響きの良い言葉に弱く、移ろい易く、印象操作でコントロールしやすい。だからこそ国も、政治も、政権もそこを突いてくる。豚は死ね!!だ。