Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

🍛にフェードアウト

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 正月明けの七日、自民党の仕事始めに総裁の安倍ちゃんがご挨拶に引用した諺、「桃栗三年柿八年・・」は、テンポがよく覚えやすい。でも、この挨拶を聴いて続きがあることを尻マスタ。諸説ございますが、柚子や梅等のさまざまな野菜や果物がこの続きに登場するのでございマッスル。諺ごときにも慣習や言い伝えには、結構教訓じみたものがあるマステな!まあ、これ普通に考えれば、樹を植えたら喰える実がなるまでにはカナリの歳月を要する。だから、何事も成就するまでには相応の年月がかかるてなことを戒めたのだろう。

 

    ほかにも努力することの大切さを表した諺がある。勤勉に働いた人は三年で一人前、少しだけ努力の人は八年で一人前、並みの人間は九年で一人前、努力なき者は十八年かかっても一人前になれないという言い伝えもある。

 

      拙速は禁物、地道な努力の大切さを訓示している。まあ古くから桃、栗、柿という季節の食べ物が百姓の生活に馴染んでいた経験則の証なのだろう。 二の句には、「梨の馬鹿目が十八年」、「柚子は大馬鹿十八年」、「林檎にこにこ二十五年」に、「梅は酸い酸い十三年」ともあり、その後にも銀杏やみかんも出て来て句が繋がるらしい。

 

    もっと面白いのは、「女房の不作は六十年」、「亭主の不作はこれまた一生 」というものもある。一人前になるまで、女房は60年でやっと一人前になるが、亭主は一生かけても中途半端をいうことらしい。アイタタッヤ!! そこらのオヤジやオラのことじゃんけ・・。

 

 受験や出世も結婚もさることながら、功を急いだところで直ぐに結果は出ない。だから辛抱強く地道に努力しなければならないということのようだ。まずは種を蒔くところから始めよと教示しているようだが、時には「ビビビーン」と衝動や感情で動くのも必要だと思う。

   

    だって、明日も、あさっても。無駄な努力を重ねて結果が出ないよりは、合理的に近道を選んで成果を挙げる方が、短い人生にとってはいいじゃありませんかネ?コツコツと続ければこそ、その努力は報われるとかいいますが、こんなの当方、我が身を振り返るとここまでの間、成果を急ぐあまり、その全ては徒労だったような気もシマスガネ。

 

    時間や余生が限られれば、結果を急ぐのは新庄(心情)剛。タネを撒く余裕すらない。だったら、桃も栗もスーパーの売り場で買い求めた方が手っ取り早い。得手して人がこういうことを言い出すトキは、窮地に追い込まれ逆張りで自らの終焉を感じているが故にこんなことを口にするのかも知れない。

 

    御(ゴ)託を並べずに拘泥することなく華麗に身を引く、人知れず消え去ることこそが亭主(男・棟梁)たるものの美学なのかも知れない。さて、明日は三か月に一度の再発・遠隔転移検査だ。「主文:患者を・。・に処す」と、ヒラメの目のように、上ばかりを見ているとやがて我が身も釣られかねない。