Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

キレる?

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 最近、街中でキレる人をよく見かける。人ごみで肩がぶつかった、電車が遅れているのに駅員が謝らない、店員の口の利き方が生意気だったなど、些細なことで激しく怒りだし、ひどいときは暴力沙汰に発展することもある。

 

 どうやら、その原因は思考回路にあるようだ。自身が持っている「あるべき姿」と現実が食い違う時に人は怒りを覚え、荒れ狂い場合によっては、傷害事件や殺人事件にまで至ることもある。

 

    脳科学者の中野女史によれば、未発達な前頭前野がキレる人を生むという。最初は子供時代の愛情不足や優しさや他人に対する思いやりなどのにも原因があると思っていたのだが・・・。

 

   でも、どうやらキレる原因としてまず大きいのは、

「(脳の最前部に位置する)前頭前野が未発達であること」と語るのは聖路加国際病院精神腫瘍科部長の保坂隆氏。同じく脳科学コメンテーターの黒川伊保子氏も、「前頭前野が不活性であること、最悪は未発達の状態にある」のが原因だと指摘する。

人間の脳には前頭前野という部位があり、ここが物事全体を把握して、欲望や感情を抑える働きをしている。腹が立つことがあっても、ここは大人の対応をしよう、というような判断を下すのがこの部分。そして、食欲や睡眠欲など動物的な本能を司る大脳辺縁系などが先に発達するのに比べ、脳の中でも最後に成長し、十代の終わりまで発達し続けるというのだ。

 

     つまり、頭を使えば使うほど発達するが、使わなければ発達しない。したがって、子供の頃、我慢や抑制をせずに育つと、この部分の発育が弱くなる。未熟な大人程、自我が強く、現実が思うようにならないとすぐにキレて怒声や大声を出す傾向にあるようだ

 

     相手を認めない、寛容にならず、現実や変化を許容できない人間ほどキレやすい。

 

 歳をとった老人が怒ったり、気難しくなるのは脳の前頭前野萎縮してくるのがその原因だと読める。アルツハイマーや痴ほう症もその延長線上にあるようだ。あなたもすぐキレませんか?