Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

テッセン

 

 久しぶりに帰省したら、玄関先に亡き母が大事に育ていた「クレマチス(テッセン)の花」が咲いてた。主を失った花もこうして見事に忘れずに今年も咲いてくれた。あたかもそこに生きている(共生している)ようだ。

 

 昔、ご近所の人がこれを欲しいと言って、根こそぎ持って行ったことを思い出す。その時はこの花はもう咲かないと思っていたが、1年、2年経つうちに見事に花が甦った。

 

 人の命は尽きても忘れた頃にこうして見事に花をつけてくれてくれた。実にありがたい。

 

 何かの「お伝え」か、それとも黄泉の国からの「メッセージ」なのか。知る由もないが何かを語っているのことだけは心に響く。

 

 この花の花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」「たくらみ」。「精神の美」は、大きく綺麗な花を咲かすことからついたといわれている。

 

 「旅人の喜び」は、旅人を迎える宿の入り口によく咲いていて、旅人の安全を願うかのようだという意味からつけられたようだ。

 

 「策略」「たくらみ」という言葉は多少際どいが、かつてヨーロッパでクレマチスのつるで体をわざと痛めつけ、物乞いをした貧しい人たちがいたことからだともいわれている。

 

 クレマチスの誕生花は5月3日、5月9日、7月1日、7月2日、9月12日の誕生花で今週9日がそれにあたる。

 

 クレマチスの種類は豊富だ。もしかして、旅人となった母が宿(棲み慣れた自宅)の玄関先に咲かせているのかも知れない。