前略、この世では、確実に同じ風景は二度とみられない。これも人生と同じだ。知らず知らずに、長く伸びた自分の影がそれを物語っている。
空蝉(うつせみ)に、空の高さ、澄んだ空に朝焼け。毎回早朝散歩をするたびに写真を撮るのだが、一としてその香りも、その風も、伝わらず帰ってはこない。
早朝散歩の折りに、見える景色は移り行く季節を映して、それぞれ色めいている。なにはともあれ、謳歌したわが世のこの夏は、すでに終わったかのう姉妹?
里山の一角の夜中の案山子がみえるだろうか?、これとて何とも云われぬ不思議な光景だ。こんなコースを、馬鹿みたいに午前様から毎朝歩いている。
ネタはともかく、今日は、何も言わず、黙って、画像だけを観ながら楽しんでいただきたいと存じます。
季節は巡りに巡って、頬をなでる秋風が心地いい。とうとう世の春も追も終わったっか?(草々:かしこ)