Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

釈根灌枝(しゃくこんかんし)

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  「朝に道を聞か(け)ば、夕べに死すとも可なり(あすにみちをきか(け)ば、ゆうべに(し)すともかなり)」。これ論語からの引用。この故事の意味は、朝(あした)に道を説いても。この先、どう生きるべきかを悟ることができれば、いま此処で死んだとしても後悔はないということ、のようだ。

 

  ここでの「道」とは、物事の道理、人の在り方を意味し、人としての道を追求することの大切さをあらわしている。でも、何事もそうだが道理や人の道、生き方や究極の絶対価値観など早々に極められるものでもなく、一生かけても分からないかもしれない。

 

   今、日本で起きていること、世界で起きていること、政治や世の中の出来事。み~んな無理クリばかりのことだらけだ。

 

    一部の覇権国家だけが平和主義を御旗に国家ぐるみで事実を隠蔽し暴挙を繰り返す。その無謀さに世界が混乱の渦中にある。かと、思いきや日本国内も亦同じ。官邸はやりたい放題。一部の政治屋や特権階級だけが、逮捕や起訴を免れ地位と利益が堅守されている。

 

   例えば、検察がらみの事案だけでも両手でも足りないほどある。黒川が検事長在任中だけでもこれだけの不思議がある。IR疑獄では秋元司議員以外は立件見送り、総理の番記者山口敬之レイプ疑惑不起訴小渕優子消えた1億円事件不起訴甘利明UR疑惑は嫌疑不十分で不起訴田畑毅元議員女性暴行のみ書類送検止まり、東大生集団暴行事件に至っては山谷えり子国家公安委員長は対象にならず親戚のみ起訴。重婚の中川俊直咎めなし豊田真由子不起訴で今やウジTVの昼帯番組の解説者、加計では下村博文山本幸三に森友関係では、佐川局長の改ざん・背任操作に始まり関係者全員マルっと不起訴

 

    何ゆえ、こうも特定の議員や人物だけに刑事罰が与えられないのか?官邸、検察を含めた官庁やマスゴミは揃ってズブズブの関係にあって、これでは日本は法治国家ならぬ放置国家だ。この現実を見れば半島や大陸国家のことなど批判や非難はできまい。「すべての責任は私にある」と云いながら今まで責任は一度もとったことがないのがわが国の代表。

 

   黒川当人訓告処分のままで、さらに河井夫婦バンザイ議員が不起訴、不逮捕となりや行けば、検察庁どころか、いくら愛国を謳ったところでこの国の現実は,亡国、破滅情態だ。

 

 最後に冒頭の故事の反意(義)語を御紹介しておこう。「酔生夢死」、ぼんやりと夢を見ているような、または酒に酔ったような状態で日々を過ごしてしまい特別に何かを成し遂げたこともなく無為に一生を終えてしまうこと。つまり、お気楽でノー天気な人生を指す「人生、夢幻の如し」とも云う。 

 

 この程度で済めばいいが、いまの政権の状態は「釈根灌枝(しゃくこんかんし)」。手足や末節、些細や取巻きやお友達ばかりが気になり、これに拘って物事の基本や本質を見失っている。木の根っこに水をやらずに、枝や葉ばかり水をかけるという意味。これでは見事な「ハナ」はいつまで経っても咲かない。