日本オオカミ、日本カワウソ、日本ザルなどは日本の固有種。でも、バスにはじまり、アメリカザリガニやブルーギルなどは特定外来種。飼料や観賞用として日本に持ち込まれたが、飼育や管理の不徹底により、結局、繁殖し何処でも見かけるようになってしまった。
これに関連し、昨年まではネッタイシマカが媒介する「デング熱」に注意が呼びかけられたのも束の間、今年は「ヒアリ」ですって。去年や今年に限って問題になるはずもなかろうに。今年の主役は、なぜ急に「ヒアリ」なのと首をかしげたくなる。殺虫剤メーカーの仕掛けかあ?
そのうえ、環境省が「米国では年間100人がヒアリによって死亡している」など論拠のない情報を公開するものだから(後に取消、HPから削除)、国民も子を持つ親御さんも右往左往。この「ヒアリ」問題が社会的な動揺を与えたのは紛れもない事実。
しかも、その新入経路は、いの一番に中国から輸入したコンテナから見つかったのも不思議。その後、台湾、フリピンからのコンテナからも見つかった。当初は女王アリはいないとしていたものが、ここにもあそこにもいたとなり、結局、神戸から始まったこの一件、東上して今や茨城の常陸太田までに拡散。
そんな折、渡辺謙が、春先の不倫問題で記者会見するは素敵なタイミングだとしても、ヒアリ報道に期を同じくして中国公船2隻が対馬沖を通過して日本海を北上、津軽海峡東進、その間2度も日本の領海を侵犯した。
オチは、「一旦領海の外に出て、数時間後、再び領海内に現れた」との報道。監視衛星、レーダー技術がこれだけ高度化したご時世に、こんな表現はふさわしくない。それに後日、官房長が、中国側から事前通告があったことが明らかにした。国内外のどこかに、だれかに「非(ヒ)有り(アリ)」だ。そんな最近の動きが気にかかる。
(今日のおまけ)
特定外来種の環境適応力は凄まじく、繁殖能力も高い。したがって、希少な日本の固有種は自然に淘汰されてしまう。さて、最近の草食系男子は、告白もしないし結婚もしないという。次代を担う彼らがこれでは、国内外での競争力は落ちるに落ち「日本沈没」も、そう遠くないだろう。
草食系・動物は繁殖能力が高い。このままでは外来種に凌駕されてしまう。草食系男子諸君、「産めよ増やせよ!一億総活躍社会!!」どこか、戦時中のプロパガンダに似てきた。