サル、シカ、イノシシやクマなど在来種の害鳥獣ならともかく、最近は噛みつき亀、イグアナ、オオトカゲや熱帯魚などそこかしこに見かける。ひと時の思いで外来種までをペットして飼育する方が多い。
さらにそれを(輸入)ビジネスにする新手のペットショップも乱立している。先に、とうとう横浜市戸塚区の2階建てアパートの一室から、飼育されていた体長3・5メートル、重さ約13キロのアミメニシキヘビが逃げ出した。いまだに発見されていない。
一方、ペット犬を室内外で105匹以上も飼育していた静岡の女性(51歳・元ペット店主)が警察に逮捕されたのも記憶に新しい。家の中は糞尿で一杯で犬たちの殆どは衰弱していて保護されたというが、これに費やすコストを考えれば致し方がないが「全匹殺処分」が妥当だろう。
ペットでさえ最後の最期まで看取るべきだ。飼えないのは育児放棄と同じことだ。それは飼い主の責任を全うすべきだ。野犬、野良猫が街中を歩き回るのはそんなことが背景にあるかもしれない。勝手に外来種や珍種を「かわいい、カワユイ、かわいそう」と云った一時の感情に流され、狭いアパートや集合住宅でペットを飼い続ける。
一方で「きょうのわんこ」とかいってTV番組でもペットブームを煽る。かと思えば敢えて飼い犬の尻尾を切り取る(断尾)や耳を削ぐ(断耳)を好んでする飼主もいる。
エサ代や動物病院への支払いや経済的理由ならともかく、飼い主の事故や病気でも飼育は困難になる。挙句にペットに逃げられたり外に放ったりする。そうした事態に対する飼い主の責任とモラルを疑う。ペットが逃げ出す度に、警察、消防や動物園の飼育係員が駆り出され、数週間にも大捕物が繰り広げられる。この動員コストでさえバカにならない。
山岳救助もそうだが動員の日当は万円単位で動員数や期間によっては数百万円の費用がかかる。それにヘリの燃料代や交通移動手段などの車代を含めれば一件の捕物(救助)だけで数百万円~一千万円(遺体収容を含む)近くのコストがかかる。
どえりゃあデカイアメミニシキヘビ。コロナ禍の折、世間が大騒ぎしているのに気楽な事件だ。飼い主にはしっかりとした賠償責任を負わせるべきだ。この~>゜)~~~、今日までで捜索を打ち切るそうだ。
それが過ぎるまでオタクの屋根裏や床下に息を潜んで、突然、家族と鉢合わせになったりする危険性もある。ときに、この~>゜)~~~が捕食するのは鶏や鼠などの哺乳類。それに水が必要だ。そして捕食は噛んだと思ったら一気に呑込む。水辺(水場)、ゴミ集積場、犬猫に限らず家の中のペットや小鳥や鶏小屋も狙われる。
それにもっと怖いのは、ベビーベットですやすやと眠りに就いている「赤ちゃん」やそこの乳幼児が危ない。