Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

決断、調整に批判型タイプ

f:id:koushuya:20200522004324j:plain

    全国水準で一気に緊急事態宣言が解除された。でも、治療薬やワクチンが開発された訳でもなく感染拡大期と何一つ変わってはいない。それなのにあたかもチャンコロが終息したかのように前のめりでニッポン全国浮かれポンチのコンコンチキ!

 

    現実を見て観れば、都内の大学病院のすべてに医療崩壊が発生。それに全国の病院の8割が赤字転落し立ち行かなくなっている。それは簡単な理由だ、呼吸器内科や感染科の採算点は低い。それより高度先進医療や手術、がん治療をした方が病院経営にとっては有難いからだ。院内に感染者かでると極端に外来患者は減るうえ、一旦患者が入院するとなると、病床はともかく防疫体制のほか、医師や看護師にも相当数が引き裂かれ、場合によってはICUやMCUが占有される。さらに風評により病院イメージは極端に悪化する。

 

    だからいま、外来や救急患者の受け入れを中止し、がん患者や急性期、末期患者の受け入れも中止している医療機関も少なくない。そうした中、一旦閉院した相模原市の北里大東病院では、病院全体がコロナ専門病院に指定され再開、丸ごと3百床がチャンコロウィルス感染患者の受け入れが可能となったという。

 

    それでも、事態は一向に改善しない。17日「Nスぺ・チャンコロビッグデータの活用」に出演の山中伸弥教授が「客観的に考えて、今の日本の政治のリーダーは科学的にかなり正しいことをしっかりと発信している」 と発言していたのには驚いた。まあ、生放送だったから、MCがまとめ切れずに番組が進行したのは残念だった。でも内容の一部にウィルスパターンが5千種にも分化し未だに変異を繰り返し続けているという現実にも驚かされた。

 

    さらに、日本国内での死亡率が低いことに対してBCG接種が功を奏しているかの発言があったが、Sir山中が妙にこれを否定していた。その上敢えて「今から接種しないように」とテロップが流れて釘を刺したのがヤケに気にかかった。でも、庶民にはその薬能なぞトント分からない。

 

    昨日のジャンケンのお話ではないが、世にはメガ銀行などと同じく三パターンの人間がいる。その一つは、数少ない「決断型人間(信念を以ってリスクを取るタイプ)」、「調整型人間(圧倒的に日本人に多く、打算的で妥協し易いタイプ)」それに「批判型人間(何でも反対、異を唱えるばかりでその主張には信念もなく存在感だけを訴えるデモネ型タイプ)」に分類される。

 

    今回のチャンコロウィルス禍で、この時期、過酷な医療現場に立っていないTV番組向けの専門家、医師やタレントまがいのコメンテータも多い。そうした中、最近後出の神田外語大の興梠一郎、阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之教授に東大学医科学研究所の河岡義裕教授。国立国際医療研究センター長等の発言には一目置きたい。だから余計に、テロ朝常連の玉川轍、岡田春恵などは、すっかり「批判型人間」のタレントとして番宣にキャステングされてしまって、何の魅力も共鳴も説得性も感じない。