Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

氏より育ち

 所作に出る。久しぶりに誰もいない実家に帰った。地元で足用に使っている車の車検と、風呂ボイラーの交換立ち合いのためだ。手入れのしない庭木、人が棲んでいない家は朽ちるのが早い。これって、違う光景でも人の人生や寿命と同じかもしれなあ!帰京すると掃除・洗濯ぐらいはするが、おさんどんは全くやらない。近くのすき家吉野家で朝食を済ます。

 

 おおよそミニ卵かけご飯で260円程度だ。ご飯の量をさらに半分にしても食べきるのに1時間近くかかる。

 

 それに比べて、次から次へと入店するする客は、小太りの中年男性が多い。牛うな丼を朝から頼み、しかも大盛、蒲田だ。じっと見ていると、とにかく食べるのが早い。食べるというより、胃袋に流し込んでいる感じだ。風味を味わい、食材を楽しむどころではない。とにかく流し込んでいるだけだからそんな体になるのも無理はない。

 

 店の売りだとしても食べ方ひとつをとっても、これだからこうした客の日常の礼儀、作法や所作は見るまでもなく容易に想像できる。

 

 奥行きのあるゆったりとした時間は過ごせないものなのか。すき家でお客のもの食いの様子に毎回がっかりだ。

 

 この年になって改めて思うのだが、当方、幼少の頃はこんな急いで、がつがつしていたことを思い出す。背景、育ちは。躾けはその人の所作に自然と出るものだ。