かねてからN氏とのお約束。つゆの晴れ間突いて高尾山へ。今日は日曜日だということもあって、ヒト人の大賑わい。若者、お年寄り、乳幼児や小学生にアベックまで大挙この山に押し寄せてくる。
勿論、登山コースは稲荷山コース、どうも出だしから体調がすぐれず、いつもなら平気で登り切れるのに、めまいが酷く足元がおぼつかない。二三歩進んではストックに体重をかけ休む。
とにかく息は上がり、フラフラの状態で大量の汗をかいているのは自分でも分かった。なんとか途中の東屋まで行けばどうにかなると、力を振り絞ったがどうも様子がオカシイ!とうとうその手前の切り株にへたり込んでしまった。それを心配したN氏「今日は陽が高いうちに下山しよう」と言ってくれた。
しかも当方のザックをも抱えながら心配そうに登山口まで下山ルートをフォローしてくれた。幸いこうしたパートナーいたから事なきを得たが、独り登山でそこら辺りの藪の中で意識を失っても誰も助けてはくれない。
道楽や趣味で登山をするのも結構だが、山中では救急車も呼べない。体力があるうちに「勇気ある撤退」も重要だ。
年寄の冷や水、体力過信、カラ元気、やせ我慢、どうやら相当に体力は落ち、この程度の山でも命取りになる。どうやら、前日からの腹壊しが祟ったのか脱水症状に熱中症になったようだ。
本当に足手まといとなった当方のケアに尽くしてくれたN氏には感謝の言葉しかない。
「アリガトウゴザイマシタ!!」