Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

久しぶりのトレッキング

 今日の身体はバッキバキの筋肉痛、昨日は秋のひだまりの中、知人と一緒に紅葉狩りと洒落こんで高尾山に久方ぶりのトレッキング。それにしても平日だというのに、この人混みはなんだ?しかも学生風の方から中年、お年寄りまで女性が圧倒的に多い。

 

 稲荷山コースから入山。昔あずまやがあった展望台は台風の影響で数年前に屋根が吹き飛ばされている。ここまでの道のりがひとしきり。やっとの思いで到着。後発の女性お歳集団が登って来た。引率は80歳代くらいの男性。「先生、先生」と呼ばれているから何か習い事のグループとみた。

 

 すると、とある女性がヘタたのか「先生、これからどのくらい歩くんですか?」と尋ねる。すると先生「ここまで行程の半分弱」と妙な言い方をした。続けて、「半分を過ぎれば後は早い。齢を重ねると人生と同じだ三十半ばすぎると後の人生は早い、カレンダーと同じで毎年6月のカレンダーをめくると年末までが早い」なるほどと傍で聞いていた当方も頷く。

 

 どうやらもう少し行くと中間地点だからそこを過ぎると頂上までは早いことを諭したのだろう、なかなか含蓄のある例えだ。その集団より先に再び登山開始。至る所のベンチや登山道が木道によって整備されている。ただ、後半の木道は同じ板目の繰り返しで段差とツナギが良く分らない、駅の下り階段と同じで目が廻る。途中何度も躓き転倒の危機に会ったが何とか持ち堪えられた。

 

 健康登山がこれでケガや再び救急車騒ぎはまっぴら御免だ。慎重に慎重にソローリ、そろーりとストックを使いながら歩を進める。心臓破りの階段を登りきるとようやく頂上に着く。相変わらず頂上人多いがここも女性が多い。

 

 日本人に交じり青目も多い、だいたいケーブルを使うのは三国人が多く何故かアベックが多いのが不思議だ。

 

 遠くに富士山を眺めながら、もみじ台まで足を延ばし、茶屋でなめこ汁におでんを少々摘まんでの休憩。ここでも中高年女性が圧倒的に多く、お喋りの渦が絶えない。なるほど女性が多い理由が分かった。「亭主が仕事に出ている平日を狙って仲間内と高尾山にやって来たな・・」と合点がいく、下山は足の疲れもなく、高尾山口の高橋家で名物のとろろそば

 

 手土産にと天狗焼き買い求め、今度は知人の自宅近くの河岸を変えてアキハで二次会、久しぶりに彼とじっくり話した。彼は腎臓がんと膀胱がんにかかって一度は死を覚悟した御仁。だが、5年以上存命だだからがん先輩、丈夫で何よりだ。最近は書籍の闘病記に凝っていて、死の間際を考えているらしい。当方も食道がんを患い手術から4年が経した。昼のトレッキングが夜は互いの死生観について酒を酌み交わしながら話し込み、自宅に戻った頃には夜も随分と更けていた。多彩な一日だった。