Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

シーズン・ストック

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 平たく言えば歳時記や、四季折々の変化や出来事などを表した二十四節気のこと。広く、花見、花粉症、草取り、田植え、稲刈り、果樹野菜の収穫などを表す七十二候(農事記)などもそれ。そのほか代表的な季節商品では炬燵にマフラー、コート、手袋に半袖、水着に傘にレインコートまでをもさしてシーズンアイテムとも云ったりもする。季節商品やイベントなるものは天気と気温、湿度風力や風向に大きく左右される。

 

 気温が20℃を越えだすとボツボツアイスクリームや清涼飲料水が売れ始める。雨模様だといくら気温が高くても売れない。衣料品の仕入れと在庫も同じで仕入れのタイミングを一つ間違うと、春先に仕入れた夏物用品が全く売れないこともある。

 

 逆にGW前に在庫としていた秋物がバカ売れしたりもする。今年はボーダーだとかラメが流行りだとかいって、着地を見越してこぞってアパレル会社は大量に商品仕入れをするが、水産物の漁獲や農産物の収穫量と同じで来年も当たるとは限らない。時にはそれがデッドストックとなって大赤字を抱える事さえある。

 

 だからまあこうした仕事に携わる人は、一種の山師や博徒のようなもの。例えは違うが津軽沖、大間の漁師が300kg級のクロマグロが毎年水揚げできるとは限らない。それに加えて昨年来からのコロナ禍。売り上げ不振どころか休業、失業、失職や雇止めもあって、公園の炊き出しに長い列ができる。今年は特にホームレス、ナマ保(生活保護)を受ける人々、最近は男女に限らず若年層の数もうなぎ上りだ。これでは消費が延びる訳もないから、当然供給過剰になりフードロスや不良在庫が積み上がる。結局、景気循環せず向こう数年、それ以上に良くならない。

 

 さて、わが家には、今、季節の代表アイテムで、かなり大きめの電気炬燵が建ててある。勿論、炬燵には昔ながらの下種板が載せてある。昔でいう掘りごたつではないものの、床暖房、ホットカーペットよりはるかに肌になじむ、それに家族が来訪した時など子供も孫もすっと炬燵に足を伸ばす。炭や豆炭で暖を取った掘りごたつのようにうたた寝して一酸化中毒に罹る心配もない。

 

 だが、これを仕舞う時と建てる時が難しい。大凡、毎年五月に片つけるが梅雨入りのタイミングによって片つける時期が早すぎるときもある。また、秋が深まり、冷え込みが早目に到来すると11月早々には炬燵を組み立てる。これはわが家の年中行事だ。しかも一年を通じて数限りのある夫婦だけの共同作業だ。

 

 桜の開花時期予想は、毎年2月1日からカウントを開始し、15℃以上になる日を1カウントして合計が23~24になった日に桜が開花する。または、3月に入ってから毎日の最高気温が累計で350℃~400℃の間で開花するといった伝えもあるからこれらの方法を使えば開花時期にめどもつく。富士山に積もった雪解けの形「農鳥」が出現したらいよいよ田植えのシーズンだと予想がつく。

 

 さて、生き物でない炬燵の仕舞う建てる時期は、天気、気温、湿度や人(夫婦)の体感(愛情、気持の一致や思いやり)によっても異なる。さて、このアイテム、今年はいつ格納する(辞める)か今から気を揉んでいる。