Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

コスパ<パフォマ?

f:id:koushuya:20190511040304j:plain

 当方の携帯電話はこの歳になってもズーと「ガラケー」である。メーカーが生産中止といえども在庫品のあるメーカーを追っては使い続けている。なぜなら☎にメールそれにカメラが搭載されていればそれ以上のアプリは要らないからだ。だから、スマホは持たないし、持とうとも思わない。

 

 でも、最近犬HKでも具志堅と石丸が番組でスマホ操作を勉強していて、他局でもスマホ決済の便利さを説いている。ポケベルに始まりPHS、ムーバときて今やiモードも陳腐化した。ドコモの基地局が他の通信メーカーを凌ぎ、登山をして山頂から繋がったのはドコモだけだったというのも今は昔。

 

     携帯版ヤフー・ニュースを見ようとしたら、この5月からに携帯版のニュース提供が停止するとの案内が届いていた。こんなに長く愛用していたのに使い勝手をどんどん悪くして、消費をスマホなどの新機種に乗り換えさせようと魂胆が見え見えだ。これには断固として反対するが、ヤフーだけをとってみても、2016年以降、ヤフーモバイル決済、ヤフーファイナンス、ヤフーショッピングやヤフオクなどiモードEZwebYahoo!ケータイ版サービスの提供が次々と終了し、ユーザーの消費行動を制約し新たなサービスに誘導している。

 

    その反面、営業促進や売り上げ減少につながる自社の回線障害や端末機の欠陥等については口を噤む。でも、中高年者は圧倒的にモバイル派で中々次の行動に移らない。そのせいかそれを少しでも乗換有利に、モバイルと遜色のないようにと、大竹しのぶを起用して「らくらくフォン(スマホ)」に移行させようとドコモなども必至だ。

 

    でも、モバイル端末が無くならない限り一定の基地局は残しておかなければならない。だからそれに対する二重投資コストもばかにならない。携帯に限らず若い人なら利便性や新鮮さを求めてあっさりと文化やアイテムやファッションなどを切り替えることができるが、お年寄りはそう簡単には乗り換えない。

 

    似たような話が銀行の「キャッシュ・カード」にも言える。ATMを新機種に変えてもMS(マグネチック・ストライプ)カードが依然として減らず、ICチップカードや認証型キャッシュ・カードが普及しない。それも簡単な理由からだ。現行2億枚とも3億枚とも云われ発行されているMSカードの回収コストは新型カードの発行コストの5~10倍もかかる。

 

    つまり、どの手を使ってもすべてが一斉に切り替わらない限り、二重コストがかかり高いものにつくのだ。金融機関でもいまだモバイル決済用のソフトや仕組(システム)は残っている。新し好きも早計もいいが、既存システムの残存コストがかかることのトータルコストを熟慮した上でシステム開発に着手すべきだ。コスパを無視してのパフォマだけでは「いい仕事をしていますね‼」とは到底言えない。何故ならお馬鹿でもできるからだ。

 

   皮肉にも当方の手元には「ハートマークの第一勧業銀行マネーカード」(MS型キャッシュ・カード)が残っていて、いまでも快適に「みずほ銀行」のATMをご利用させて頂いている。