Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

アド街ック信州!

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 先日のテレビから。当方も足繁く通った愚妻の生まれ故郷だ!信州・松本、蕎麦屋に小松のカステラパンに「味噌パン」!「縄手通り」も、「石井味噌」、「山賊焼き」、そば処の「野麦」、「もとき」に「松下」もいいねと・・。思いつつ・・・。

 

    その昔は松本市はデカすぎの信州長野県分断の象徴、筑摩県の県都だったことは、皆さんは多聞ご存知ないだろうな。それが、証拠に市内の美須々に自前の陸上競技場をもつが、長野市には自前の陸上競技場がない。やっと、造ったのがあの長野五輪の「長野スタジアム」だけだ。

 

    北信、中信、南信に東信と。余りにも県土が広すぎる。名古屋境の宮田村もあれば、高遠の桜もあれば、木曽の清酒銘酒「七笑」もあれば、御岳には古来から重宝がられた愛飲の「百草丸」もここにある。北信の衆は懸命で聡明と評されたものだがが、中南信の連中は「やかましいばかりで知恵がない」と「松本スズメ」とバカにされたものだ。

 

    話しは変わるが、昨年の19号台風で麹室が浸水した、北光正宗(角口酒造)ではなく飯山の銘酒・水尾(田中酒造)も伝来のつくり酒屋の再興、復興に懸命だ。上田電鉄の別所線の千曲川鉄橋(赤橋)もようやく復旧した。

 

    さて、さらに「田舎暮らしは気楽でのんびり」とか、「三密を避けて家族でキャンプ、だったら山ごと買っちゃえ!」とばかりに「山買い」がブームだ。だが、この二つ、どちらにも落とし穴がある。

 

   まず、田舎住まいは、害獣との闘いだ。それに近所付き合いも決して楽ではない。農作物はイノシシやシカに荒らされ、田んぼや畑の囲い柵は二メートルを超えても飛び越え、電気柵もイノシシがしびれを感じるのは、鼻先だけで柵の根元を掘り返し作物を食い荒らす。

 

    それに、「田舎暮らし」の落とし穴は[村八分]の恐怖だ。業者が云うには、イジメ, 人間関係, 村八分は当たり前で、瑕疵の多い不動産も多いという。庭先に便器が出てきたり人骨も出てくる場合もあるという。雨が降れば、床上浸水、ゴミどころか夜中に猫や犬を捨てに来る人も多いという。

  

    消防団に強制参加や集落全員が某新興宗教の信者ということもある。一度勧誘を断っただけで完全に孤立。不動産屋もそんなことまで教えてくれない。

 

    それに、山買いの落とし穴。もともと、山林原野に不動産市場は成立していない。源水地や遊水池は既に中国資本に買い占められている。家族だけでキャンプを楽しみたいと「山」を丸ごと買う若い家族も多い。

 

 山暮らしには、下草刈りや林業の知識がないと全く話にならない。キャビンを建てたところで、給排水に電気や水道も必要になってくる。そのうえ、排せつ物処理(水質汚染)や食料の確保、風水害対策も対策も覚悟しておかなければならない。

 

    格安で山主になることを一大広大な荒野のオーナーとなったような錯覚に陥るが、売れる山林は国有林や県有林以外で、残りは私有地だ。山林管理は個人が考える以上に負担だ。簡単に原野、山林を如何なものか?

 

   例えていうが、越後湯沢の「リゾートマンション」の現情が、いまやどんな惨状なのか皆さんごぞんじなのだろうか・・・。