Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

PPK

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  「がんに罹った患者数」÷「死亡者数」で計算される「IM比」、つまり、これは“がんに罹っても生きているかどうか”を示す指標だそうだ。ここで驚くべき事実がある。それは長野県の数値が一番高いらしい。

 

 男女ともに長寿県とは聞いていたが、これが具体的な数値で示されると納得しない訳にはいかない。野沢菜漬けを四六時中、お茶菓子のようにお召し上がりになっていれば、当然、塩分の摂り過ぎで短命に終わると思うのだが・・・。

 

 週刊誌情報によれば、長野県の長寿をけん引してきたのは佐久市だそうで、戦後、若月俊一医師(元佐久総合病院長)が当地に赴任し、在宅医療や訪問医療を全国に先駆けて実施。その結果、農村部の住民も医療を受けられるようになっただけでなく、塩分を控えれば病気を防げるといった予防医学も住民に浸透していったらしい。だから当地には「ぴんぴんころり(PPK)」の地蔵さんが祀られている。

 

 それにしても、理由はそれだけではなさそうだ。一般的に考えれば、①高齢者の就業率が高く、あまりストレスを感じないまま高齢者が生きがいを持って生活していることや、②野沢菜漬といっても野菜だから野菜の摂取量が多いといってもいいだろう。名物の「お焼き」の具もほとんどが味噌に絡めた野菜。どうやら味噌の麹と野菜が上手く相互作用しているとも言えそうだ。そして、③ズクもあって暇に任せて自主的な健康づくりが県内全域に浸透しているなどが考えられる。それを裏付けるように、長野県の保健師数は、全国トップには、驚かされた。

 

    まあ、信州の方々が酔うと必ずや、どこからともなく『信濃の国』の唄が流れてくる。酒の呑み方も陽気で、よく笑う。ご立派な長野県民、万歳!万歳!でもね、長野県は北信、中信、東信に南信地域に分かれていて県がやたらとデカくそれぞれ地域の文化も言葉遣いも全く違う。良くも、まあこんなに纏まるなと舌を巻く。そういえば、長野オリンピックの開催の時や田中康夫元県知事を知事の座から引きずり降ろした時など、「いざ!鎌倉!!」となると県民の結束力が強まることも特長だ。

 

   てな、ことで、黙って隣県を褒めちぎっても何の御利益もない。ご当地、山梨県にだって胸を張れることも1つや2つある。年下の女性が好きな男性の割合54.0%で全国一。で、年下の男性が好きな女性の割合18.0%でこれも全国一。こうなると、山梨県人は県内で恋愛するより県外の方とお付き合いした方が上手くいきそうだ。因みに山梨県出身の徳兵衛の御嫁サンバは長野県のご出身とは皮肉なご縁だ。

 

(今日のおまけ)

   ついでに、もう一つ興味深いデータをご紹介しよう。恋愛における「告白」で自分から告白する男性の割合が最も多かったのが埼玉県の男性、50.0%で全国一。それでは女性から愛を告白する割合が最も多かった県は、なんと山梨県の女性、34.0%で全国一。続いて群馬県茨城県26.0%・・と続く。山梨県下の家庭で「カカア殿下」がまかり通っているのもこれで頷ける。

 

    ※データ出所:ソニー生命