日本は災害大国。地震に始まり風水害など、ことさらいま突然起きようなことをこぞって言いだす。日本国中どこに自然災害が起きてもおかしくないのだ。堤防など、開発許可などデベロッパーは売り切りの世界。後は野となれ山となれで、そこは行政や業者に責任を求めても無理、無理、む~り!!募金や支援金程度では復旧・復興は到底追い付かない。
そこんとこよく皆さん分かってます?融資や金を貸すときは担保や保証人の保証能力を念入りにチェックする。でも、経験者によると不動産物件の地番や地積を重視するという。登記簿法が確立して以来、地番は影を潜め「美し野」、「ゆめが丘」など万民ウケする呼称で売りまくり。業者としては売り切り、後は火災保険会社やマンション管理組合に丸投げ!そこにこそ落とし穴があるといえる。
古戦場には野武士や野党の魂が宿り、水にまつわる「谷」、「船」、「川」や「畔」など「水」に纏わる地番は本来水没してもいい場所で、今更風水害があったところで驚くこともない。
不動産売買取引にあたっては、ハザードマップの確認はもとよりよくよく、注意した方がよろしいかと。場合によってはその昔は、処刑場や墓場だったというこさえある。銀座や築地は神田明神の築山を取り崩しての埋立地だ。だから渋谷も越谷も水にゆかりのある地番や地名はあぶねえ~!!のだ。
さて、長野市の千曲川の決壊に氾濫。この言葉の意味を考えてみれば一目瞭然。千曲とは千に曲がる。つまり、日本最長といわれる河川流域は何時でも、何処でも氾濫、堤防が決壊してもおかしくない。百年に一度とか、いまだかって経験のない災害とかいってことさら風評を煽る。その場所は昔は河川敷の一角で、廉価な土地に林檎などの果樹を育てて生計を立ててきたことさえ、お分かりではないようだ。
それを今更、行政や防災公共事業に押し付けられても困るのだ。堤防一本、地震一発で日本は壊滅状態になる。武蔵小杉のように川崎の工業地帯の一角が「ムコ杉」といわれて、一転セレブ街となった。そこに屯うセレブやデベロッパー。「こんな、筈では???」と、今回の水害を機に億円単位で購入したタワマンを早速売りに出す住民も多いという。
(出所:週刊現代2015.08.27)
地目、地番、地積、地域の由来、古参のお話やご近所の「うわさ」、「体験談」をよく聞いてから動いた方がいい。ここはその昔、軍需工場の跡地。高台に立地していて水害には強そうだが、オール電化のため停電したら水も煮炊きもできず明日をも知れない。
今回の台風被害で東北、九州、中四国に北関東や千葉の知り合いや地元山梨でお世話になった方々に連絡とった。そしたら「お見舞いなんぞ、結構、ケッコウ!もうコケコッコウ!!」だってさ!。今回の風水害に遭われた皆さま改めて心より被災お見舞い申しあげます。