Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「おっちゃん、わりかったジャンね(八百屋にて)!」

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 「城の崎(きのさき)にて」をもじって、「八百屋にて」と、志賀直哉の文学界に没入スマスタ。この小説ご存知の方も多いとは思いますが大正時代に白樺派の同人誌『白樺』に発表されマスタ。それを思い浮かべながら「おバカ派」の当方が歯牙センセイの意を汲み今日は噛みつき半分で場末の日常ネタをご披露することにイタスマス。

 

 毎早朝に恒例となった散歩。サーチライトを照らしながら放置された犬猫の糞尿をチョークでマーキング。隣駅までの散歩の途中、コンビニでスポーツ新聞を買うのが専らの日課。バーチー(千葉)やフクスマ(福島)は台風や風水害で、お気の毒にも大変なことになっているようだとしりつつも・・。今日もお散歩。

 

 自家用車の水没、土砂崩れに河川の氾濫や堤の決壊と、あらゆるところで災害が多発。日本中どこにいても災害からは逃れられない。事故や突然死にくらべ、災害死は予見、予断もなく間引かれたように突然に不幸が襲う。そう考えると、老衰や病死の方が、本人も周囲も覚悟があるだけまだ救われるかもしれない。今回、各地の堤防や河川が氾濫した途端、当時政権与党だった立民も国民も「スーパー堤防の話」や「コンクリートから人へ」などとは一切口にしなくなった。日和見、場当たり政権なぞこんなものかもしれない。不謹慎かもしれないが今回の災害で土建建築や中古車業者、産廃事業者、不動産業者、災害関連企業に行政策や公共事業にとっては特需景気とでもいったらバ~チがあたるかな?

 

 さて、話は昨日のお話、ご近所の方と思しきツナギ衣装のガテン系のアンチャンに「オハヨウゴザイマス!」と何度ご挨拶しても一向に御返事がない。お相手に聞こえるように当方、「いい歳をして、挨拶の一つも出来ねえかのかっ!」と云ったところ、途端にアンチャン「てめえ、今何と言った!ふざけるな!!」血相を変えての激オコ。「聞こえているんじゃあねえ~か!」と、思いつつこうした場合は、売り言葉に買い言葉に過剰反応すると相手は低能の下級市民だから、余計火に油を注ぐことになる。「お気を悪くされましたら、失礼いたしました。」と平身低頭に陳謝。この手の野生動物は犬畜生と同じだからこうした対応が妥当で事件に発展することも少ない。

 

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 収まらないのは当方の昂った感情。朝から一日中不愉快な思いをしたが、夕方、露店庄の八百屋に「みかん」を買いに出かけた。勘定しようと「いくらでえ~?」と店主に問いかけると、後ろに並んでいた初老の男性。「旦那さん、山梨の出身、けえ~っ!何処の、出でエ~ッ!」と、甲州弁の合いの手。敢えてお聞きもしなかったがその男性、韮崎市の御出身で「県立韮崎高校」のご卒業であることが判明。この地に移り住んで十数年になるという。

 

    しばし、店先で故郷山梨の話に花を咲かせて、又、お逢いできることを楽しみにしてその場を離れた。懐かしくも田舎の香りが満ち溢れ、温もりと懐かしさを感じたひと時。明け方の不愉快な気分が吹き飛び、一瞬、救われたきがした。

 

  「おっちゃん、わりかった、じゃんね、ありがとうゴンした」と。