Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

永田町猿軍団

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   相変わらずの馴れ合い国会。野党は厚労省の統計偽装問題の追及ばかりで、レーダー照射問題のK国の「か」の字すらでてこない、不思議な光景だ。とある世論調査によると、今、日本で一番信頼できるのは「自衛隊」で、「役人」「教師」に対する信頼度は低く、最も信用・信頼がないのは、「政治家」だという回答が寄せられている。

 

 国家の安全保障に関する審議が全く国会で行われないのは極めて奇異だ。野党はこの問題に触れることは、防衛費関連予算が増大することに繋がることを回避しようとでもしているのか。それもなんとも解せない、そこでいろいろ調べてみると意外な事実が分かった。

 

 野党が政権を担っていた頃、同じような問題が起きた。でも、立憲、共産党然り野党は一切その問題には触れてはいない。また、C国との間で、S角諸島界隈で漁船が海保の艦船に体当たりした「センゴク21事件」、確かあの時も問題が外交上の大事にならないように田中真紀子外務大臣がコッソリ漁船の船長をC国に送還したのは記憶に新しい。

 

 まるでこうした事案については腫れものに触るように、できれば内々に処理したい思惑が見え隠れする。つまり野党とて政治的には与党と同じスタンスだ。ここで疑問が沸く、では、なぜ今回のレーダー照射問題が大きく報道され官邸と自民党だけが大騒ぎしているのか。ここに与野党と隣国をキャストとする芝居がかったシナリオが見え隠れする。真相は誰もが知っているくせに「ダンマリ」と「居丈高な猿芝居」と「義憤」が演じられる。

 

 森友学園事件の時もそうだったが、野党が徹底追及しようとしても、最終段階になると「腰砕け」となる。それをあたかも与党も判っているようで、これはもはや出来レースとしか云いようがない。もし、本気で事の真相を解明しようとするなら、追及する野党も、なぜ「国政調査権」を発動しないのか?

 

   野党もスネに傷を持つ身、下手に強硬姿勢で与党を追及したら返り討ちに相いかねない。そうして、莫大な国民からの税金を使って、国会で三文芝居みたいな予算審議が飽きもせず今日も延々と行われている。これではどこかの業界団体と全く同じ構図だ。

 

    因みに、国政調査権は、憲法41条において国会の立法府としての調査権が規定されている。だが、警察や司直などの機関の捜査権限とは明確に区分されている。だから、国政調査権は、立法を行うに当たり必要な範囲に調査権の発動が限定されている。

 

  だったら、国家の安全保障に関する事案についての立法を建議したらよいと思うのだが。そう思うのはこの徳兵衛だけなのか?

 

  「なあ!無節操な『モナ豪志』こと、細野豪志!!」あんたなら、「ここんとこ」どう思う?どうやら、どうやら、聞く相手を間違えたようで・・・。

キタっー!!インフル?

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    今週8日(金曜日)が再診に病理結果が出るというのに、今一つ体調がすぐれない。今週に入ってリハビリを兼ねて外に出歩く機会が増えたのが原因かもしれない。それが証拠に多少足腰に筋肉痛や違和感が残る。

 

 昨晩は夕ご飯のほとんどを吐いてしまった。咽頭や吻合部の腫れが支障になって、自意識がなくても食べ物が自然に戻ってきてしまう。だから、家族ならまだしも知り合いや友人との会食なんてとてもできやしない。

 

    一度、喉元にひっかかると止めどもなく戻してしまうのでテイッシュの一函など簡単に使い切ってしまう。術後2か月も経過したというのに、まだまだ体は完調とはいかないようだ。こうした時でも時間は勝手に過ぎ去ってしまう。当方にそんな余裕ある時間が残っているとは到底思えないのだが・・。

 

 そんなこともあったせいか、昨晩は深夜に38度近くの発熱があったし、寝汗もかいた。そのうえ大量の鼻血まで出る始末。外出時にはマスクをかけるなど相当の注意を払ったつもりだが、よもやインフルエンザに罹患したとは思いたくもない。

 

    まして、鼻出血の原因がここから何百キロも離れている茨城県東海村放射能漏れが原因だとすれば、それじゃあアンタ!踏んだり蹴ったりだヨ。

 

 でも、これだけインフルエンザが流行すると、いつ自分が罹ってもおかしくない。御覧のように当方のベッド脇には「タミフル」「整腸剤」「PL顆粒」「消毒薬・滅菌ガーゼ」「マスク」「シリンジ」「グラルギン」や「体温計」「血圧計」「血糖検査ユニット」など薬剤や医療器具の一式が揃っていて、野戦病院さながら雑然とはしているがチョットしたオタク診療室の様相だ。

 

 毎日の手術跡の傷口の手当て、高カロリー栄養剤の補給、朝夕の血糖検査等々、全部ひとりでやらなければならない。こんな日はそう長くは続いて欲しくないのだが、終わるまでは続けなくてはならないのも結構シンドイもんだ。

 

 朝の慌ただしい時間、TVのモーニング・ショーの芸能ニュースで、女優の古村比呂(51歳)が子宮頸がんの再発、再々発となって、肺やリンパ節に転移したことから、医者の勧めもあって昨年末で「抗がん剤治療」を断念したことを公表していた。

 

    芸能人だから多少のプライバシーの公開はある程度許容されるにしても、何をそこまでしてと思いつつ、この先は云うべくもない。

 

 一度、がんを経験した患者は、大丈夫だと思ってはいても、いつも再発の恐怖に怯えながら生きている。それは、患者本人しか判らない生き急ぐ焦りと恐怖なのだ。

「七つの会議」

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    自分対するご褒美、時間の共有、感覚と価値観の修正、暇つぶしなど、いろいろな意味を込めて2月1日に封切りとなった表記のシネマでデートを愉しんできた。これで、最近シアターでの邦画鑑賞は一昨年の佐藤浩市主演「64(ロクヨン)」に続いて二度目となった。

 

    映画の原作は池井戸潤で、主人公は野村萬斎演じる八角民夫。これに香川照之鹿賀丈史橋爪功北大路欣也などが脇役を演じる。テーマは「組織」のどこにでもある不正、隠蔽、虚偽や実績至上主義などを背景にした企業活動の犯罪性を採り上げたストーリーだ。

 

    それを人の命、正義、使命、それにもっと言えば「人の生きる道」や「組織人が持つ固有のイヤラシイほどの功罪」を見事にコントラストしながらこの映画は描いている。

 

    それぞれのシーン、シーンに折り込まれた台詞の一言やツールの一つひとつに深い意味があってそれらが、映画が進む度に次第に解き明かされていく。そうした企業ミステリーの側面も持ち併せ持っている。だから余計にこの映画が愉しめたのかもしれない。

 

    時あたかも厚労省の統計偽装が社会問題となっている折、どこの会社でも、どこの役所でも、どこの組織でも命や自身の将来を賭してでも本気で組織に抗う人は少ない。「寄らば、大樹の陰だ!」、「長いモノには巻かれろ!」、「自分の家庭や家族のことを考えろ!」、そんなことを諸々考えると、誰もが立ち止まることをせず迎合し、上意には絶対に背かない。この映画も原作もそこにスポットをあて人間のもつ狡猾さ、弱さを徹底的に暴いていく。

 

   映画のエンドロールに流れた八角のセリフがすべてを物語る。「企業や組織の不正(不正義)はいつの世も絶対になくならない。そしてその不正の数は減れども同じ過ちが何度も繰返される」「それは、藩内でしか生きられない武士思想と同じだ。脱藩すればもはや武士として生き残ることはできない」「だからこそ、この日本は島国でありながら、今日、先進国の仲間入りを果たすことができた・・・」と締めくくる。

 

   観終わっての感想を一言。爽快さは残らないが、それを自分自身が過してきたサラリーマン生活に置き換えてみると、なんとも忸怩たる複雑な心境だ。是非、お暇のある方とご興味のある方は興行期間中に劇場に足を運んでいただきたい。

 

  • 映画撮影中「東京建電本社」のシーンに、中央区京橋一丁目の「戸田(建設)ビル」が何回か使われている。もしやお宅の会社の近くでは?

夢はVR(仮想現実)か?

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  「一富士、 二鷹、三茄子び」とは縁起のいい初夢のこと。流石に最近は夢も見なくなったし、夢枕に立つ人もいなくなった。でも、正月明けからほぼ一か月の立春、あまり楽しくない夢を見た。

 

  「総」がつく路線名の電車に乗って旅をする夢だ。「総」だから総武線とか北総線が頭に浮かぶのだが、途中駅の「倉賀野」という駅にしばし列車が停車。かなりの時間停車して出発。ところが行けども、行けどもなかなか次の駅に到着しない。やっと次の着いたと思いきや駅名のない真っ白な駅名版が煌々とホームで輝いている。

 

    奇妙に思いながらも列車は走り、やがて長いトンネル入る。どれくらい時間が過ぎたのか分らなったが、突然、視界が開け眩しいくらいの広い海原が目に飛び込む。その途端、列車は急降下し海面スレスレを走る。やがて、列車は海岸沿いの急な岸壁の中腹に停車する。

 

 すると、この駅が終着駅だというアナウンス。泊まるあてもないため、列車に乗って戻ろうとすると終電のため戻る列車はないという。帰るには岸壁に掛かっている鉄梯子を何百メートルも昇らないといけないらしい。直下は荒れ狂う海、一度手足を滑らしたら命の保証はない。

 

 そこで、やむを得ず駅近の宿に宿泊することにした。すると、パンツ一丁のひげ面で小太りの主人が出てきて部屋を案内してくれた。宿泊料は一泊6万円から10万円と法外な値を吹っかけてくる。そのうえ岸壁に立地しているものだから、どの部屋もカプセルホテルサイズで、まるで絶壁の山でビバークするような状態の部屋ばかりだ。それにどの部屋も一つ間違えると奈落に落ちそうな恐怖感を覚える。とても寝心地はよさそうにない。

 

 宿泊施設内の螺旋階段を昇りながら部屋を探すが、なかなか部屋が見つからないばかりか、すれ違う宿泊客はだれもがパンツ一丁だ。不思議な心持でやっと部屋が見つかり一休みしようとすると、宿の案内係の声で「お食事の用意が出来ました」との館内放送が流された。

 

 数人が入れる程度の狭い食堂で出されたのは、調理前の生野菜や生めんなど到底宿の食事とは言えない料理に先ほどの主人にクレームをつけ、怒った勢いで宿泊をキャンセルした。「鉄梯子を昇ってしか帰れないのか」と主人に詰め寄ると、主人は「お客さんだけに内緒でお教えしますが、岸壁沿いの少し狭い道を通り抜ければ帰れますよ!」と、当方に小声で囁く。

 

 急いで、手荷物をまとめて必死に岸壁沿いの危ない道を進み家路を急ぐ。大きな岩稜を回り込むと突然、視界が開けた。だが、裸電球がついているだけの木製の電柱が何本か見えるだけで道らしき道もない荒野だ。さて、どっちに行けば戻れるのか?倉賀野駅はどっちだ?と思い悩みながら電柱に架かる電線を頼りに歩く自分の後姿をもう一人の自分がじっと見ている。

 

 ここで夢は終わった。食に対する恐怖感なのか、当てのない行く末に恐怖を憶えたのか今でもこの夢の深層は分らない。それに、いまでもあのひげ面の小太り主人が誰だったのかも判らない。よもや、茄子の化身でもあるまいに・・。こんなにハッキリ夢を覚えているのも奇妙だが目覚めの悪い夢だった。さて、夢占い師はこの夢をなんの暗示と占うのだろうか?そして今日、観測史上最速といわれる「春一番」は吹くのか?

節分

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 暦の上では、今日から新たな年のはじまり。そこで、今日はここまでを総括して当方の病状について書き留めておきたい。がん発見の経緯は既に掲載のとおりである。ステージはⅠながら、分類としては、がんの浸潤が筋肉下層まで認められるT1b。これに伴い食道はもとより胃の半分を摘出し、転移予防のため頸部(100~105)、胸部(106~111)および腹部(1~18)リンパ節も除去した。なんとここに要した手術時間は12時間余りで、胃蔵による食道再建などを考慮すれば、他の消化器官手術に比べ極めて難しい手術だと担当の外科医はいう。

 

 治療の選択肢としては、抗がん剤治療や放射線治療など臓器を温存する治療法もあったが、当方としては当初から敢えて外科処置を望んだ。術後ここまでの間、最大の困難は糖尿病悪化によるインスリンの継続投与、半回神経麻痺による嗄声などはともかく、唾液でさえ咽てしまって夜中に目が醒めるうえ、食事が思うように口から摂れないことだ。

 

 だから今でも経腸管によって、長い時間をかけて点滴で体内に栄養補給を行っている。こうしたことでさえ、面倒で厄介だ。だから日常生活にも何らかの支障をきたし、ストレスも確実に溜まってきている。

 

 それでも、術後の体力回復と食事を摂ることのリハビリは続けなくてはならない。それを放おっておけば一生体内に差し込んであるチューブが外れないことになる。つまり、安全確実に食事が摂れなければ、こうした状態が死ぬまで続くことになる。さらにそこまでは行かなくてもリハビリや治療が上手くいかなければ、最悪の場合、誤嚥防止のために気管挿管までを覚悟しなければならない。

 

 経口摂食は、栄養バランスを考えながら少量時間をかけて口中で咀嚼しながらゆっくり嚥下することにある。ただ、これが思ったほど上手くいかない。そのうえ、空腹感も満腹感もないのだから食欲が鈍るのも致し方ない。当然、溜飲が上手にいかないと嘔吐や逆流を繰り返す。喉の下まで胃を吊り上げて咽頭部と吻合しているので、この部分に不全が起きればさらに摂食は困難となる。だから気管挿管までいかないとしても狭窄回避のためにはプジーという管を挿入して食道拡張術を施すことも検討している。

 

 「たかが、食事、されど食事」。産まれてこの方、「人を喰ったようなこと」は散々云って来たが、それ以外、食べ物では、牛、豚や鳥などのステーキ、カツ、てんぷら、寿司、魚介、麺類や内外国料理までいろいろなものを沢山食した。そうした旨いものの味はしっかりと体と脳が覚えている。だからこういった事態に陥った今でもその味は勿論のこと、味覚、風味や食感は忘れることができない。

 

 そうなるとどうなるか?体重が極端に落ちることは余り気にはならないものの、精神状態は一段と不安定になる。性欲と並ぶ人間が生物体として本能的な欲である「食欲」が萎え、食べることが困難となった時、人間はどうなるか?簡単に言えば、悪夢に魘され「鬱状態」になるのだ。だから、眠剤睡眠導入剤)や抗うつ薬投与による並行治療を行うケースも珍しくない。

 

 幸い当方の病状はそこまでは至っていないが、時折、その兆候はある。「病は気から」というが、がんに拘わらず一旦病魔に侵された体を快復させるためには、希望を捨てない強い心と体が必要だ。今日は豆まきの節分、心で「鬼は~外、福は~内!」と呟きながら、徳兵衛復活に向けて、今も懸命な闘病生活を続けている。

 

 以上、現場から甲州屋徳兵衛がお伝えいたしました。