Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

めぐりの徳兵衛

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 山本コータローとウイークエンドは「(^^♪岬めぐり」。で、先日は天気も久々に良かったので上野界隈まで足を延ばして「上野めぐり」ならぬ徳さんポを味わった。

 

 随分と上野も変わった。井沢八郎の「ど~こか故郷の香りを載せて~♪入る列車のなつかしさ・・♪」、「ああ!上野駅」が流行ったのが今から55年以上も前。当時は「エキナカ」といった乗降客を構内に囲い込むようなイヤラシイ販売戦略もなかった。ホームでは駅弁売りの威勢のいい声、改札口では駅員が切符にリズムよく入鋏する音を響かせていた。

 

 上野といえば「上野恩賜公園」、「動物園」や「不忍の池」とあるが鰻割烹なら公園内の「伊豆栄 梅川亭」がお薦めだ。女将と芸子の座敷芸もいい。公園脇で三本立てのツヤっぽい映画を観ながら「アメ横」に流れる。ここも昔は今のような外国人ばかりの街並みではなく、年末ともなると関東近県から大勢の人が紅鮭筋子など正月の食料品を買いに来た風景は、今はもうない。

 

 当方も、中学時代、学校に内緒で何時間もかけて友達と一緒に片田舎から出てきて、米軍払い下げの国防服やコートを買い求めでてきたことを覚えている。そして級友に「US NAVY」と刺繍された胸のエンブレムを見せては、東京に行ってきたことを誇らしげに見せつけていた。完全なるガキツカの「お上りさん」だった。 

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 ガードをくぐり抜けて「肉の大山」の前を通り過ぎて昭和通りを渡ると風景は一変する。焼き肉屋やキムチ店、それに韓国食材店が軒を並べる。ここは戦後「リトル・コリア」と呼ばれた韓国街で在日韓国人朝鮮人も多い。それに朝鮮玉入れ遊戯機(パチンコ台)を製造する西陣や三共などのメーカーも多いせいか、ちょっとした異国情緒が楽しめる。

 

 上野警察署前まで戻ると、自衛隊用品を販売する店や外国人観光客目当てのプチホテルが異常に多いことに気づかされる。これが観光立国・日本の実態かと思うと少々恥ずかしい気もする。駅に向かって跨線橋の上を戻るも、歩行者のほとんどが遠めに見える丸井ビルの屋上についている温湿計と時計のネオンサインをチラ見するは何とも不思議な光景だ。

 

 そして、再び上野駅に戻る。「かよひ路」脇のニューデイズで「抹茶割」を買い求める。中々この「抹茶割」、都内のコンビニでも取扱っている店が少ない。当方のお気に入りの逸品だ。そしてこれをジャイアントパンダの赤ちゃんと一緒に飲む味は格別なのだ。

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 そして最後は、駅のコンコース内で「大判焼き」をお土産に買いながら家路に着く。このコースだいたい2~3時間もあれば周り切れるので、御用とお急ぎでない方は是非一度上野界隈に「お散歩」にお出かけしたら、偶然にこの徳兵衛に会えるかもしれませんぞ~!