Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

週末は山梨にいます

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    これは、JR東日本がPRで使っているキャッチコピーだ。だが、徳兵衛にとっては「終末は山梨で迎えます」の方が適当だろう。六年前の3月11日の強烈な想い出は筆舌に尽くしがたく敢えて本日は、話題を地元に振ってみた。

 

 さて、さて、移住希望者に情報を提供しているNPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)が発表した2016年の移住希望地域ランキングで、山梨県が1位となった。山梨県が1位になるのは14年以来2年ぶり。2位は長野、3位は静岡で、東京に近い県が上位を占めている。

 ランキングは、この法人が運営する「ふるさと暮らし情報センター」を訪れた人のアンケートを基に作成。16年内に約7千件の回答サンプルデータによる。それによると、山梨は中高年の人気が高く、東京から近いことが人気の理由だという。また、移住者を受け入れるための市町村の体制が整っていることも大きな理由らしい。

 県は13年から「ふるさと暮らし情報センター」に相談員を配置。山梨県に移住したい人の相談に応じる体制を整えた。そうした努力が実りランキングの上位に定着するようになったようだ。また、昨年末には、県内の22市町村が参加した移住相談会を東京で開き、県全体に移住者を呼び込もうと企てている。万歳、万歳!!地元山梨!!

 

(今日のおまけ)

   そこで、地勢的な良いことばかりをいうのではなく、県外者の方々に山梨県人の県民性だけはお伝えしておきたい。

    昔から甲州商人はアクの強さで有名。全国で成功を収めた背景には、山が多く平坦地がないため農作物が取れにくく、農耕地も限られ、後継ぎである長男以外は地域を出なければならなかったことにも由来。そのため必死で商いに精を出した。その一生懸命な姿は「ずるがしこく商売しカネにうるさく負けず嫌いで執念深い。一方で細かいことばかりの文句や小言が多い」。ふむ!これは自他ともに認めることにしよう。

   この性分は進化し、今では勤勉で行動力も旺盛、独立心も強いがんばり屋と評されている。ただ、カネに細かく保守的で見栄っ張りな元の性分は解消されておらず、付き合い方には注意した方がいい。相性が合えば強い信頼関係ができる相手だとは思うのだが・・・。

   さて、山梨県人の上司の性格は一匹狼的なところがあるが、ひとまず仕事はできる。良い意味でも悪い意味で会社から一目置かれる。だが、考え方はワンマンで口うるさいから、部下は毎日苦労が絶えない。徳兵衛のように気分屋で見栄っ張りが多いので、周囲は細心の注意を払いながら言うことは鵜呑みにしない方がよい。

らら(Lara)

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 アイスランド語で「光」とか「明るい」と訳すらしい。アカデミー賞の作品賞を寸前で取りそこなった「ララランド」。この映画作品タイトルの意味は「現実から遊離した精神状態」を言うらしい。圧倒的な音楽性とダンスがこのミュージカル映画を盛り上げる。日本国内でも上々の評判だ。作品の中でのこのポーズが受けに受けて「ララポーズ」と称して、有名人や中高生までもが職場、校内や街中でこのポーズを取るのが流行っているのをご存知だろうか。照れ隠しで一度好みの異性やご婦人に奥方とポーズを取るのも面白い。

 

 さて、この「らら」というフレーズ。7日の「節」の続きではないが道端に転がっているように多い。「ら・らぽーと」(仏語・港)、「ららら」(大黒摩季の代表曲)、「ララララブソング」(久保田利伸のヒット曲)。このほかには「ららバイ」とか「クララ」とも使う。

 響きなのか語呂なのか、「らら」は耳にスッと入って来る心地の良さが受けるのかも知れない。女の子の名前にも良さそうだが、命名は「欄欄」かせめて「桜々」ぐらいにしておきたい。「裸々」や「来々」では、将来ヌードスターか中華料理店に嫁がなければならなくなってしまう。ダよね〜。

 

(今日のおまけ)

 この「ラ」で思い出したのが、いまから10年以上前に徳兵衛夫婦に結婚記念日のお祝いだといって、娘が劇団四季の「ライオンキング」の観劇とディナーに誘ってくれた。さすがにロングラン公演のミュージカルだけに、筋書は単純明快だがその迫力と演出の凄まじさに圧倒された。子供から大人まで楽しめるのも、それを肌で感じることができることは素晴らしい。幼少からリアルを経験させておくのは情操教育にもなる。勿論、余裕があればの事だが。

 

 講釈師、見て来たようなウソをつき・・・といわれるが、実体験は、「生」を五感で感じること。経験していない者や行ったこともない人が、あたかも見たり、行ったようなことを言い出すと、時に、実経験者から違いを指摘される。そうして講釈師は語るに落ちるのである。

 

 ※ 先ごろ長野県松本市入山辺の鉢伏山で県消防防災航空隊ヘリに搭乗されて亡くなられた9名の操縦士や消防隊員のご家族、ご親族は、余りに突然のことで心の整理がつかないまま茫然自失のことだと思う。知り合いの関係者が、これから起きることを知らぬまま、当日、隊員たちが談笑しながら最期となった昼食の様子を聞かせてくれた。

 病気やケガならまだしも、事故死や遭難死は、予期、予想がつかないだけに家族も覚悟がないまま、容易に現実を受け入れることができないだろう。亡くなった本人も自分がこの世から消えてしまったことさえ自覚できないだろう。どうか、亡くなられた方々には心静かに旅立たれんことを心よりお祈り申しあげたい。併せて、突然の知人のご母堂様の訃報に言葉もない。合掌

三悪

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 三権分立三方一両損と三を使った用語は多いが、今日のテーマのように仏教では「三悪(さんまく)」とも使う。すなわち死者が悪行のために「地獄道」、「餓鬼道」、「畜生道」に落ちることを言う。また暴力団対策として「三ない運動」という標語もある。すなわち「利用しない」、「恐れない」に「金を出さない」のが対策の基本と、警察が啓蒙している。

 

 今更始まったことではないが、まさに政・官・業が三位一体となって真相を闇に葬る。事件は進行中だが、当初、国有地を破格の廉価で処分したにも関わらず記録はないと突っぱねた財務局。校長を立派な方と答弁していた首相が今度はしつこい人と変節した。業者は法律違反だと分っていても発注者(学校側)からの指示と否の無い態度をとる。教育の直接の監督権は都道府県の教育庁にあると知らぬ存ぜんぬを決める文科省の役人。では「参考人招致」をというと、与党一致で拒否。却って国民感情としては怪しいく思う。

 

 「どっぽん、ちゃぽん」に始まり、「ノーパンしゃぶしゃぶ」、「居酒屋タクシー」に「渡り(天下り)」の当局に「チャレンジ」と称して不正会計に平気で手を染める大企業。紛争最前線の自衛隊の「日報」を隠す防衛省、「戦闘」を「武力闘争」と言い張る言葉遊びが得意な防衛大臣。「共謀罪法案」の審議にしどろもどろ答弁の法務大臣。やはり、政権側や経営者が長期に権力を握ると「ゆるみ」や「ゆがみ」が健在化するようだ。そのうえ、現場の現場力の低下は否めず、下から上へあがる仕事は殆どない状態。どうやら世の中、江戸末期の「よいじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか」や三波春夫の「チャンンチキおけさ」の世相。先が見通せない中、どう動くかは自分で決めるほかない。

 

(今日のおまけ)

 まず、「自己責任」と軽々に、安易に言葉を使うが人がいるが、こりゃ大間違い。しっかりとした「説明責任」を果たさねば、相手方に「自己責任」は問えないのである。

 つぎに人が落とし穴に「ハマる」原因は1つには自分に原因があるものと他者に起因するものがある。後者は相手が悪いようにも見える。でも、よくよく考えると、相手を信用する自分にも非があることが解る。

 結局、落とし穴を造るのは自分自身なのだ。自業自得、自滅、そうしてまた今日も誰かが自分で墓穴を掘っている。

 

 さて、さて、今日はひと際、つまらない放談となってしまったので、お口汚しにおひとつ召し上がっていただきましょう。

あなたの人生の落とし穴はいったい!?」、結果はどうでした?

パロる

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 先日話題にした若者言葉「〜る。」から入ってみた。「パロディ」とは、「原型や形式などを借りながら風刺の利いたもや真似たのを言う」、「パロる」とはそれを動詞にしたもの。原型や元の作品の存在を隠したものは「佐野る」という。東京オリンピックのエンブレムがその典型、これは「偽造」で商標権侵害という立派な犯罪だ。その昔、CI(コーポレート・アイデンティティー)の一環で元勤務先のロゴマークロゴタイプを有名デザイナーと組んで、苦労しながら作り上げたことがある。

 

 社章、名刺、封筒、用箋や看板に至るまで、色(5色)、形、重さ、大きさやマークやロゴタイプの配置までをデザインマニュアルできめ細かく決めた。そしてそのマニュアルを使って全社の各部門に使用上の注意事項として徹底した。そのうえ、弁理士を通じて、特許庁に産業分類表の5部門に限って類似ロゴが後発しないよう商標として登録した。ただ全産業部門に登録しなければ、登録部門以外の業種は類似商標であっても使用は可能だ。例えば、極端ではあるが河童をモチーフにスポーツ会社が「ランニング事業部門」だけにロゴマークを登録したとしよう。そのマークの類似マークを同業他社が「水泳事業部門」に登録・使用しても、先のスポーツ会社は異議を申し立てられない。

 

 その後、徳兵衛が関わった「ロゴマーク」は、マニュアル違反のデザインや色合いの違うマークが社内に横行。結局それは、役員や総務部門が経費節減を御旗に勝手に偽造したものだった。最後はデザイナーにも呆れられ、「御社はCIを展開できる企業にはあらず!」と手厳しく叱られたことがある。今も元勤務先のマークを見ると怒りがこみあげて来る。笑いとコストと心に余裕がなければ、こうした風土の旧来人には創造的事業や業務にこれ以上手を染めてもらいたくはない。

 

(今日のおまけ)

 1つ百万円以上もする「フランク・ミューラー」の腕時計、それに相乗った高々4千円でパロった「フランク・三浦」の腕時計。商標権の侵害だと、とうとう最高裁まで争われたが、三浦さんの勝ち(勝訴)。久し振りに司法の賢明な「お裁き」に敬意を表する。

 

 因みにスポーツ用品メーカーの「(adidas)アディダス」をもじった「(ajidas)鯵ダス」、「(asedas)汗出す」や「(andes)アンデス)」。相田みつおの「にんげんだもの」をもじった「にんげんけだもの」、蚊取り線香の「金鳥」もじった「緊張」や「豪華粗品」は受け手の心に余裕がなければ素直に笑えない。これを「くだらない!!」と思う方は、当意即妙が判らぬ「扇子なし」の方か、または「難船っス!」な、お・か・た。

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 これほど多用される漢字もない。越中おわら節などの民謡と思えば、竹の節とか節足動物のようにも使うし、節約、節分、節制や節操のようにも使う。先ごろ石原元都知事の記者会見を見ていたが「果し合い」や「武士(もののふ)」など、会見前は威勢のよいことをおっしゃっていた。当日は「都の最高責任者は知事である」としたものの、次第にトーンダウン「都と都議会の総意で豊洲の移転は決まったものであり、下から上がってきたものを行政手続きに沿って判を押しただけだ」と、何時もの石原節は聞けずじまい。こんな変節者ではなかった筈だと、一節太郎もボヤいている。

 

 こちらのお方は、「一国の首相は公人であっても、その夫人は私人だ」という。そのご婦人が、この春開設の私立小学校の名誉校長を務める予定だった。NPO法人、財団法人や基金の長ならともかく、私立といえども一民間事業の名誉会長のような地位。それで「イイトモ」とでも勘違いされたのだろうか?首相の答弁は最後まで歯切れが悪く安倍節はここでも炸裂せず、ことは浪花節のように進まなかった。

 

 このブログもそうだが、SNSやLINEもそうだ。一方的なショートセンテンスで自らの主張だけを一方的に公開する。そこに至る背景や主義主張がなければ、そこには議論の余地も双方向性のコミュニケーション(国民との対話)も生まれない。だからなおさら世論形成など望むべくもない。こんな季節外れで礼節のないやり方では、本格的な大統領の時節は到来しないかもしれない。

 

 今日のブログには、いつもの軽妙な徳兵衛節が覗えない。とうとうネタ切れか?カツオ節手前の本・枯れ節状態。これをご覧のそこのお嬢さんも健康のため節煙してくださいよ!

 

 (今日のおまけ)

 松本市から塩尻市にかけて緑の緩やかな稜線が連なる高原が広がる。高ボッチ山だ。若い頃、中央高速が松本まで開通する前、塩嶺峠を越えて「みどり湖」や「高ボッチ山」にもポンコツ車で出掛けた。

 一昨日、岡谷市鉢伏山松本市の防災ヘリ「アルプス」が9人を乗せたまま墜落。全員絶望視されている。救援には地元警察や消防、松本駐屯地から自衛隊も駆けつけた。そして徳兵衛が山岳救難・救援のお手伝いをした山梨県の消防・防災ヘリ「あかふじ」(当時、関口副隊長。現在は渡邉副隊長)も救助に向かった。

 

 ヘリの運航コストは、民間の山岳保険でのチャーター代は約70万円/1時間といわれている。徳兵衛も山岳保険に加入しているので、最悪の場合、民間ヘリを利用することもできる。ただ、警察、消防、防災やドクターヘリは基本的に無料だ。気軽に登った山で足首を捻挫をして、動けなくなると、すぐに「110番」や「119番」で助けを求める無節操な登山者が多い。警察からの「他の遭難現場に向かっている」との応答に、「それじゃ、仕方ないので、自力下山します」との返答。笑うに笑えない話である。そこで、安易な利用を抑止するため、各都道府県もヘリ出動には救難者に一定の運航コストを負担させる検討を始めている。