Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「平々凡々」

 この平平凡凡(平々凡々)とは、すぐれた特徴もなく普通であるという意味の「平凡」をさらに強めた言い方だ。それ以上に平凡をもっと平凡にした言い方で、「フツーすぎておもしろみがない」といったニュアンスで用いられる。

 

 でもよくよく考えてみれば、この歳になれば平穏な日々を過ごせることこそが至福。とかく人間というものは欲張りで華々しい生活を夢見たがる。そして欲をかき失敗する。

 

 それも一度ならずも二度、三度と同じ過ちを繰り返すのが不思議だ。これぞ煩悩の何ものでもない。

 

 でもささやかな食べ物とお相手がいるさえすれば、奇をてらったような知り合いも必要ない。

 

 アップ・ダウンの多い人生が、波乱万丈としてもてはやされるが、さにあらずそれは予期、予断を持ていても向こうからある日突然やってくる。

 

 波風立たない日常がこれほど大事に大切にしないといけないかが、今更ながらに身に染みて感じている。

 

 今日もゆる~り、そろ~り、ユルリ、ゆるりと陽は上り一日が始まる。あたりの光景に陽光を照らしながら、夕方には静かに西の空に沈んでいく。そんな森羅万象の息吹を感じると多少なりとも心が穏やかになる。

 

 そんなことが、やっとこの歳になってカジッタような気がした。出会い、別れ、慈しみに嘆き、さて今度はどんな波がいつ目の前に押し寄せてくるのだろうか・・・。

 

 こんな平凡で穏やかな極みを感じるようになったのだから、これも歳のせいか?すっかり若い頃の勢いがなくなった。