今日、今月からは「フラワームーン」。何事もなかったように季節は巡る。早いもので、とうとう今日から五月、そうなると松山千春の唄が口に出る。
「うつむきかけた貴方の前を静かに時は流れ ・・めぐるめぐる季節の中で貴方は何を見つけるだろう(^^♪。 海の青さにとまどう様にとびかう鳥の様に・・。(^^♪はばたけ高くはばたけ強~く小さなつばさ、ひろげ めぐるめぐる季節の中で貴方は何を見つけるだろう~(^^♪、めーぐる、巡る季節の中で~♪)))。」、千春の「季節の中で」に、早朝には、その月がぽっかり浮かび、道路の向かい側では、パンジーの先にアヤメが懸命、健気に咲き始めた。
先月、四月の満月は「ピンクムーン」というらしい。これはアメリカインデイアンのいい伝えで、この月の満月はそう呼ぶらしい。つつじも盛りを過ぎたが路傍のパンジーが元気よく咲き始めた。ところが、つつじにはドウダンつつじや蓮華つつじもある。秋のサルビアの花に甘みがあって幼少の頃はよくその甘みを求めて庭先の花を吸ったもんだ。
ところが、美しきものには毒があるがごとく、蓮華つつじには毒素があって、これを大量に摂取すると、人間でも嘔吐、痙攣や全身まひが起きるという。これまで野生のシカがこの花を食べて死んだこともある。
良くしたもので、水仙の根をクマやサルが口にしないことは昔から良く知られていることだが、素人の山菜取りやキノコ採りのご夫婦が山に入って、見間違えて命を落とすのは毎度のことだ。つまり、くどいようだが、「きれいな花には毒がある」とは、昔から言われていることだが・・そのとおりなのだ。
そして、花の種類によってはその花は鉱脈沿いに咲き、鉄、銅などの鉱物資源を見つけるヒントになったようだ。世界中を探しても日本で唯一、砂鉄から鉄を鋳造する「たたら鉄」を組成する砂鉄群の上に咲く花は「ハコネウツギ」。
時に、植物や花は太古の昔から鉱脈に沿って咲き、それを求めて山師が動いた。鉱物の化粧は、死に化粧と云われるように鉛や水銀で死者の顔の腐食・腐敗防止に使われたのが由来、起源らしい。だから「おしろい」といったらしい。
話しは戻って、因みに六月の満月は、ストロベリー、七月の満月はバクムーンというらしい。満月は28日周期で太陰暦で月の満ち欠けをいうが、そんな昔から30日周期の太陽暦がインディアン文化にあったとは、ようわからん言い伝えだわ!!な。