Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

親の(幼)子返り!?

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    掛け合わせで思い出すのが、イノシシと豚を掛け合わせれば「イノブタ」。「キモい」と「かわいい」を組み合わせれば、「キモカワ!」。何か、優秀で学歴も十分なオスとメスを勝手に組み合わせれば、互いの遺伝子を受け継いで、さぞ立派な子孫が脈々と続くと思っている親御さんも多いことだろう。

 

 薄識だが、若い時「メンデルの法則」を習ったことを思い出した。優勢遺伝と劣勢遺伝の法則だ。これを簡単にいうと、優勢の遺伝子は半永久的に継承されないということだ。医者、学者、旧家、名(武、弁護、税理、会計)士同士が縁組しても、それほど立派な子孫は後には続かないのは史実をみても明らかだ。

 

    つまり、次代に親のゲノムや遺伝子が引き継がれても、隔世代、もっと言えば三世代後には劣勢の遺伝子が台頭し、ことのほか血統が引き継がず法外な「オバカ」が突然現れることなる。著名人の、名のある方々のご子息やご令嬢のこうしたケースが多いのもそのせいだ。メーカーやマスゴミは親心に付け込んで、この子らをタレントや広告塔として重用したがるのは商売として上手くいくからであって、作り手側に取っては「究極の忖度」なのだ

 

    世襲の政治家は論外として、名のある名家のご子孫や由緒あるお宅に突然にして「箸にも棒にもかからない放蕩息子ができてしまうのはその証左だ」。名女優「三田佳子」とNHKプロデユサーの間にもうけた息子も麻薬取締違法で数次にわたり逮捕。大体、三代目にも行かず二代目に没落するのも過去の実例からしても多いのだ。

 

   その昔は、旧家の三代目は新庄も親の財産も食潰すとはよく言われたものだ。苦労知らずで、「親の七光り」に乗り、氏や育ちでなんとなく自分にも実力や権威があるように錯覚してしまう。加山雄三の息子、若山富三郎の息子しかり、横山やすしの息子しかり、積木くずしのかの娘(穂積由香里)然り。

 

   いずれもどの家庭も上手くいっていない。親が偉大であればあるほど子は想像以上に劣化する。教授の子と教授の子が高校レベルで医学学術論文の筆頭文者として名を連ねるのは何には、ナニをか、いわんや!

 

 「鳶が鷹を産む」ことは昔から言われていることだが、所詮、「カエルの子は蛙」子供の才能と人生は子に任せて、「蝶よ!花よ!」と育てず、親はじっと見守るべし。子はそれぞれの成長過程で独立心に目覚め才能が開花するものだ。口の多い親や、いつも説教を繰り返すジジババの子や孫ほど委縮して性格も歪む。

 

   想えば思うほど子とは距離を置くべし、愛しすぎては「ロクなもの」にならない!子は「褒めて育てるより叱って育てるベシ!」。親が子や孫に想う時代は何時も同じだがいつのご時世も変わらず親は信念を以って子を育てるべし。

 

   現実世界に頻繁に発生している「ネグレクト」、「幼児虐待」、「育児放棄」など、普通の良心ある親なら、こうした現実は想像にも及ばない。とはいえ、「いまやわが子、わが孫は何処に・・・!」と、いまだ子離れできない徳兵衛でゴザイマス。